- Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199605284
感想・レビュー・書評
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高階佑センセの初コミックスは、「DEAD LOCK」のコミカライズ。あの繊細でスタイリッシュなイラストは、アメリカの刑務所を舞台にしたストーリーと最高の相性でした。
それが、この度コミックスとして登場することになってとても楽しみにしていました。その期待を裏切ることのない質の高い作品になっていて、嬉しくて思わず小躍りw
人気小説のコミカライズって、原作のコアなファンがいるから、皆の満足のいくモノを作り上げるには相当大変な作業だと思うんです。責任重大。でも、これはそこをクリアできている希少な作品です。
…とは言っても、まだ第1巻ですからね。原作本だと110Pあたりまでが収録されています。
「DEAD LOCK」の世界観が想像していたとおりに描かれていて、安堵して読めました。皆それぞれ頭の中には「こういうかんじ」というものがあると思うのですが、その脳内映像が具体化されていることに多分歓喜できます。
あの美麗な挿絵のままのキャラが動いて喋ってる…!
ストーリーもセリフも原作に忠実。でも、あらすじをただ追うようなつまらなさを感じさせないのは、画力の素晴らしさなんですよね。刑務所内の描写も迫力があって、文章での説明がなくても理解できるところがいいです。ビジュアル的に受け取れ、引き込まれるのはコミックならではの良さです。
これを機会にアメリカのムショものってことで敬遠していた方々が、原作の良さにも気付いてくれるといいですね。
エロ的にはまだまだお預けですが、ムショもの好きにはたまらんシーンがいっぱい。
英田センセの書き下ろし番外編サービスあり。詳細をみるコメント0件をすべて表示