- Amazon.co.jp ・マンガ (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199605680
感想・レビュー・書評
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雑誌で読んで面白かった「夜更けに花降る」
山田がとてもいいキャラ。
裁判所に勤務する事務官で、正義感がとっても強くて真面目なんです。それが嵩じて、隣の部屋の男が吸ってるヘンな匂いのタバコが気になって、向こう見ずな行動をとってしまいます。
薔薇の花が取り持つ出会いがすてきでした。
山田やっぱり手厳しいですよね。天然と意地悪と嘘つきってww
そんな真面目君の山田と、軽妙なやりとりを見せてくれる里村書記官。里村は飄々とした第一印象の裏に、強烈な色気がある人物です。まさに、未亡人…
そのくせ、大胆行動に走ってしまったりするところ、目が離せません。カバー下に続いていて、里見は勢いで購入したあれこれをその後どうしたのかという話で、大爆笑でした!!エロいシモネタ。
「歌わない鳥」から続く外国モノ、とてもよかったです。これもストーリーはシリアスで、じーんとする話なんですが、オチが面白くて!呪いって!!
でも、優しさにあふれていて、二人が抱き合うラストシーンにはぐっときました。 -
▼あらすじ
兄への恋煩いで自殺した青年の足跡を、当の兄と追うことになってしまった刑事。隣人の吸う奇妙な煙草の香りから、疑心の迷路に囚われていく裁判所事務官。町外れに住む孤独な絵描きと、祖父の残した秘密の絵に魅入られる青年。知ったが最後、引き返せない??
隠された謎が恋を呼ぶ、スリリングな3つの恋愛譚。
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お話は大まかに分けて3種類あるのですがどれも面白かったです。
とりあえず一番シリアスなのは里村の弟が自殺した事から始まる『明け方に止む雨』。
この話はくっつくのは良いんですが弟の事を考えると切なくてモヤモヤします。
せめて弟のベッドでヤるなと叱りたい…!(笑)
作中には弟の姿は一切出て来ませんが、アニメイト限定版の表紙にいる里村の肩を掴んでいる彼こそが弟なのだと読んだ後に気付きました。
顔が見えないのが余計切ないです…。
読んでいて個人的に一番良いなと感じたのは風景画家と肖像画家のお話。
草間先生には珍しい、外国が舞台のお話で暗めの内容かと思いきや、徐々に希望が見えて来るような素敵なお話でした。
それと最後の最後でポールを救ってくれるようなお話があるのは良かったです。
アーサーと同じく、彼も彼でずっと悔やんでいたでしょうから。
あと、最後のジョゼが別人過ぎて最初誰だか分からなかったんですが、そこは物語の最後にある草間先生の説明のおかげで「ああ!」ってなりました(笑)
全体的にちょっと暗めのテイストですが、中には明るかったり希望の見える話もあるのでシリアスが苦手な人にもお勧めしたいです。 -
1話目は雑誌で読んでたので2話目が意外でした。最初1話目の里村と結びつかなくて。淡々とクールそうなキャラだったのに突っ走るというか飛んでるというか吹っ切れてるタイプだったんだなぁ。里村の話はちょと辛かったです。死なれるのは堪らないよね。
描き下ろしに笑いました。山田くんの好きなとこ(笑)
後半の外国の話は2話とも雑誌で読んでました。こっちも描き下ろしが良かった!最初誰…?本編とどうつながってるの…?て不審に読んでたら。そう、1話目のラストで可哀想なまま終わってたから、そこに救いがあって良かったです。そして何十年後か判らないけど、その時も仲睦まじく生きてるのは良いですね。そんな年になっても気に病み続けてたアーサーは純粋で切なかわいかったです。 -
ツボりました!目の付け所がほんとに憎い!!苦しいほど切ないのにオチでほっとする極上のラブストーリーです。前半の裁判所職員にまつわる連作も、後半のレトロな海外物もどちらも甲乙つけがたい面白さで、何度も読み返しそう。草間先生のやや長髪の美人受けが個人的にもまじツボです(^^*)
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メイト限定版の表紙が素敵で思わず購入このしっとりした絵柄が好きです草間先生の話ってどうしてこう何回も読み返したくなるんだろう個人的に「歌わない鳥」シリーズが一番好きでした「夜更けに花降る」の2人のその後ももっと読みたかったです**
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作家買い。
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めっちゃよかった。切ない。最後の外国人画家カプの話もよかった。
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どのお話も好きですが、表題作が一番好きかな。