アルテ ③ (ゼノンコミックス)

  • 徳間書店 (2015年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ / ISBN・EAN: 9784199802751

作品紹介・あらすじ

16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテにほかの工房の親方や徒弟から疑問視する声があがる。
果たして彼らを認めさせ修行を続けることはできるのか―――
アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第③巻。

みんなの感想まとめ

女性画家としての夢を追うアルテの成長を描く物語の第3巻では、彼女が直面する試練や学びが中心に展開されます。特に、仕事上の交渉を通じて「技術への正当な報酬」や「職人自身の価値」を考えるエピソードが印象深...

感想・レビュー・書評

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  • 建物や風景の描写がとても綺麗。
    ストーリーとは別にギルドやフレスコ画の描き方など考証されていて楽しい。

  • 画家になる夢を抱く女性「アルテ」の生きざまを描く物語、第3巻です。

    今巻では、主に3つのエピソードが語られます。
    ひとつ目は、2巻でも描かれた「自分の仕事に自信を持とう」というテーマのエピソード。
    アルテが仕事上の交渉を通じて「技術への正当な報酬とは」「職人自身の価値とは」について学んでゆきます。

    ふたつ目は、アルテの師匠である「レオ」の新たな一面が描かれる過去のエピソード。
    レオの仕事に対するスタンスや、清貧な暮らしをする理由が明らかになります。

    最後は、アルテが女性画家として仕事を続けるために課せられる試練のエピソード。
    ここでの行いがきっかけで、アルテに対する周囲の視線が変わってゆきます。

    上記3点のうち、特に交渉のエピソードは面白く、アルテに交渉術をレクチャーするヴェロニカの堂々とした振る舞いはとても魅力的です。
    アルテ自身においても、彼女の貴族らしい絵画技術のアドバンテージが発揮され、優れたエピソードでした。

    しかし、3つ目のエピソードに混じる、アルテが男性のスポーツに参加するシーンには違和感がありました。
    2巻でも似た描写があったので不安に感じていたのですが、この作品においては「仕事上で性別関係なく認められる技量があること」と「男性的な身体能力を持っていること」を同一に扱っているように見える展開がたびたび発生します。
    繰り返される「男性的であればよい」という描写には、仮にアルテが男性以上の強い肉体と怪力の持ち主であれば、最初から誰も文句を言わないのだろうか。といった疑問を感じてしまいます。

    既刊を読んで楽しまれた方には、レオの過去やアルテのこれから等、見逃せない内容になっています。
    しかし、既刊でも感じられた独自の傾向が強くなっていることも踏まえた上で、手に取ることをお勧めします。

  • ウベルティーノとのエピソードはなかなか印象的。
    絵が好きではない人からの注文を受けることもある。
    確かにその通りだが、盲点でもあったと思う。
    レースの絵を見せるところや、望むところと言う答え方が良い。
    こうやって始めはも敬遠されても何度もぶつかることで、好かれて味方になってもらえるのがある。アルテの強いところだ。

    優しいなんてとんでもない。努力しない奴らに何もしてやる気がなかった。というレオの師匠の話も
    なるほどと思った。
    フレスコ画は知識としては知っていたが、ここまで体力勝負とは。
    頑張るレオとアルテの姿に応援したくなる。

  • 気難しいウベルティーノにも気に入られ、アロルド役員長にも気に入られるアルテ。レオ親方は、絵の修行には容赦ないが、女だからという差別はない。
    アルテの前向きに絵に取り組む姿勢が、周りを味方に引き入れていくようだ。

  • コミック

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  • アルテの嫌味のない頑張りは好感度大!ヴェロニカに交渉術を習いに行ったりね。ところでユーリ様はアルテにとって吉とでるか凶とでるか!?

  • 困難に立ち向かう姿に圧倒される。

  • 16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテにほかの工房の親方や徒弟から疑問視する声があがる。果たして彼らを認めさせ修行を続けることはできるのか―――アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第3巻。(Amazon紹介より)

  • ウベルティーノさんは、いいおじちゃんであった。

  • アルテの熱意ときたら!

  • 16世紀フィレンツェ。女性でありながら画家修行をするアルテに、ほかの工房親方や徒弟から疑問視する声があがる。
    果たして彼らを認めさせ、修行を続けることはできるのか…。
    アルテの『覚悟』が今一度試される、前進、逆境、試練の第三巻。

    ヴェロニカさんのアドバイスもあって無事にウベルティーノとの交渉に成功したアルテ。確かにヴェロニカ直伝!って感じなんだけど、やっぱアルテにはあんまり似合わないと思ったり。普通に見抜かれてたしね。
    それでも結構順調に仲間も増えつつ頑張っていただけに、ここにきてまさかの組織的なお達しには参った。
    あー、確かに紅一点はトラブルの元になるというのも分からなくはないけどね。それでも怖じ気付かずに一歩ずつ懸命に立ち向かっていくアルテの強さはやっぱり読んでて小気味良いし、認められていく感じは痛快。
    ただ最後に出てきた貴族っぽい人がちょっと不穏だなぁ。

  • 壁画の作製過程が細かく、知らないことばかりで面白いです。今も同じ方法で作成しているのか気になります。

  • 相変わらずの素直さ。見習いたい。
    ヴェロニカに交渉を教えてもらったり、カルチョに参加したり。
    ラストになんかすごそうな人出てきたし、続きが気になる!
    後、あとがきにも書いてたけど、パンが美味しそうだった。

  • 分かっちゃいたけど…ナイスツンデレだなぁ、レオさん。

    ウベルティーノ爺さんのツンデレも炸裂し、何やらニヤニヤしてしまう展開に。ほほぅほほぅ、そーかそーかー(別にホモォ好きなわけではない)。
    何となく娘との距離に悩むキャリアウーマンと思春期の娘、って印象がありますねぇ…ん?

    ともあれ、主人公でありヒロインのアルテ。…すっかりハラペコキャラになっちゃって…。
    なんて、安易にハラペコとか言ってしまいますが、そもそも生活とは食が基本。糧を得るために人は働く、というごくごく基本的な事を思い起こさせるためにアルテは腹を鳴らすし、食事のシーンは随所に盛り込まれているのでしょう。
    ただ、漫然と生きるために働き、食事をし、眠るのではなく、「自分らしく生きる」というただ一点に拘りたいがため、顔を上げて立ち上がるのが彼女らしさ。そしてこの作品の肝といえるでしょう。
    それに対し、優しさ…はともかく、冷たくも厳しく扱うレオのプロフェッショナルとしての姿と態度が実に素晴らしい。ある意味理想の上司…ではないな。アルテのような者にはうってつけの目標であり師匠だと言えるでしょう。

    相変わらず絵の世界・職人の中に女性の身を置くのは辛いですが、何だかんだで彼女は恵まれてもいるなぁ、と。少なくとも彼女を理解してくれる師匠や友人がいるのですから。

    あ。そうそう。女性が敬遠される事情についても、単に慣例や好悪だけが理由とするのではなく、事情や思惑があるという事を描いているのも好感持てます。それを覆すためにどうすればいいのか、というのも理解できるので。

    それにしてもウベ爺さんとの交渉モードで見せた、ドヤ顔が超いいなぁ…(ドヤ顔言うな)。

  • 強い。熱い。こういうのいいね。

  • どんどん面白くなってきている。

    でもアルテはフレスコ画制作現場でもやっぱスカート姿なのね。彫像のダヴィンチさんのような丈の短い僧衣風の装束の方が、腕も脚も動きやすかろうと思うのだけど。とはいえ服装が所属階級や身分を表していた時代だから、やっぱ無理なのでしょうね。分不相応な格好をしていると処刑されることもあったようだし。本作は、当時の風俗や世相も可能な限り正確に描き出そうとされているようなので好感が持てます。


    富豪っぽい人が登場したけど、フィレンツェから来たらしいし、ひょっとしてロレンツォさん?いずれアルテのメチェナーテになるのかな?ワクワク。次巻が待ち遠しい。

  • 2巻3巻と進むごとに、アラというか甘さというか、が増えている感じがする
    ゆっくりがんばってほしい

  • 「絵画は有力者への贈り物にされたり
    教会への喜捨としてゴマすりに使われたりもする
    絵は絵を愛する者が注文するのではない
    金のある者が自らの道具として注文するのだ」
    by ウベルティーノ

     ましてや作者の自己表現の手段でもなかった時代、
    貴族出身の娘が画家の工房に弟子入りしちゃうお話。
     主人公は、自分をあっさり受け容れてくれた師匠の過去に興味を抱く。淡い感情は、恋といえるかどうか。

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著者プロフィール

大久保圭: 2011年に鳴海圭名義で「ハンマーハンマー」(フェローズ18号)でデビュー。2012年からは大久保圭にペンネームを変更。2013年から初連載となる「アルテ」を開始している。

「2020年 『アルテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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