風になった忍者 (あかね創作読物シリーズ 17)

著者 :
  • あかね書房
3.82
  • (6)
  • (2)
  • (9)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 57
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251036377

作品紹介・あらすじ

忍者屋敷の屋根裏にぽっかりとあいた穴はどこに通じるのか。400年の時をこえて、ぼくの冒険が始まった。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 切ない話。
    9年前、甲賀の忍者屋敷で行方不明になった兄がいる少年、正之、まーくん。
    兄は近くの沼に落ちたものとされていたが、結局、行方はわからなかった。
    9年ぶりに、その時一緒だったおじ宏といとこの美沙と再訪する。
    3階まで上がったところで、不思議な穴に導かれ、行き着いた先は、現役の忍者がいる世界だった。
    長崎帰りの人物に間違われ、屋敷の外に連れ出されるが、やがて命を狙われてしまう。
    助けてくれた青年忍者の小四郎に、9年前に別れたきりの兄の面影を見つける正之。
    異世界の入り口である屋敷まで連れていってくれる。小四郎を兄俊郎と確信するが、戻ってきたのは正之だけだった。そして、わずかな時間しか、現代では過ぎていなかった。

  • 忍者が好きな小学2年の息子が表紙だけ見て図書館で借りてきました。寝る前の読み聞かせで興奮して寝れず、子どもと一緒にお話に吸い込まれました。図書館に返すまで三度読みました。

  • 子どもに読み聞かせをしました。最後、泣きながら、読んでいました。

  • ずっと大好きな本です。

  • 小4の娘が面白いと言ってたので話題を合わせるために読んでみました。テンポがよく、最後はちょっと切ない感じもありで結構面白かったです。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

作家。『そして、カエルはとぶ!』(国土社)で第33回赤い鳥文学賞、第49回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、「ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて』(あかね書房)で第55回産経児童出版文化賞大賞、『まぼろしの忍者』(小峰書店)で第27回日本児童文芸家協会賞受賞。その他の作品に『ぼくは忍者のあやし丸』『秘密のゴンズイクラブ』(共に国土社)など。

「2020年 『ひかりの森のフクロウ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

広瀬寿子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×