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- / ISBN・EAN: 9784253035071
感想・レビュー・書評
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今更ながら、ルミたんはここまで表紙皆勤賞でしたね。ひょっとして鴨川先生のお気に入りキャラだったりするのでしょうか。
この巻もマカロニファミリーが所狭しとハチャメチャ大暴れ。
オビ袖著者コメントによると「最近、きんどーさんが強くなりすぎて困っている」との事。象徴するのは〈反撃のバラード!!〉の回。そもそも出だしから「まったく 最近のきんどーさんときたら どーしよーもないんです」(p130)から展開するドタバタ劇。かおりさんもマコさんもそうじも大変ノリが良く「赤影参上っ!」と忍者コスプレに着替えてめちゃくちゃに暴れてて面白い。最終的にきんどーさんが箱に詰められ海に流されるというオチなのだが珍しくトシも手伝っている。
そしてかおりさんとススキ小次郎が出会う〈必殺の春!!〉では、作中屈指の常識人・かおりさんと作中屈指の奇人・小次郎が一目惚れで恋に落ちるまさかの展開に。これでそうじのかおりさんルートは消えた訳だ。「ねずみ流空手奥伝! ピーー エスッ パーーッ ひかるっ ひかる とぉ〜〜しばっ」(p62)から始まる一連の型はくだらなさ過ぎて好き。
そして、七味とうがらし先生回〈聖なるメッセージ!!〉は「三友堂書店」でサイン会を開く話。「すまんが 頭の上にかとりせんこうを立ててくれんかね…」「キンチョーのかとりせんこうを立てておくと緊張がほぐれるとゆう三池炭坑に伝わる伝説を応用したものだよ」(p105)というブラック過ぎるジョークも炸裂。あ、三池炭坑炭塵爆発事件と蚊取り線香は実際は無関係っぽいですね。
いやー、少年野球回〈乙女のスクイズ!!〉も面白いし中野そう子ちゃんのてまりつきが可愛いし(p124〈静かなる暴動〉、この話も面白い)、まるでハズレなしの巻。
たまりませんわん!
56刷
2024.2.26詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カバーデザインは1巻と同じようにオールスターキャストで、力が入っている。作者がノリにノッた巻だと思うが、「天使の反逆!!」でそうじと弘美ちゃんが仲直りする話は、やはり時系列がおかしくなっている。「未知との行き違い!!」で金星人を扮するトシちゃんが最高!
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あ~、あったあった、懐かしいなぁ「ねじ式」のパロディ。この巻だったのか。
このパロディ、「すすめパイレーツ」でもやってたっけなぁ。
ということで、
本巻の【トシちゃん25歳】
人間ではないといわれつつも人間とともに生活していく男
踊りたくもないのに踊りつづけるゆかいな男
カンちがいして人を困らせる男
本巻の【きんどーちゃん】
「乙女の直感」
「はじらいの乙女」
「走り去る乙女」
涙の乙女(2回)
昭和の乙女
迷子の乙女
乙女の根性 -
初版 小ヤケ
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5巻だけ借してくれました。今見るとさらにクセ強い。絵がたまらん。
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現在のギャグ漫画の古典と聞き古本屋のレトロ本コーナーから救出。
それにしても当時でこの画力とテンポの勢いは凄い。今でも普通に掲載されてたりしたら割りとイケるんじゃないのかな、なんて個人的に思いました。本当に凄い。
作者の鴨川先生が文字通り本当に命を削って描いていたという話を後ほど聞き更に感服。としちゃん感激ッ!!
本当に凄い人がいたもんです。