AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253220965

感想・レビュー・書評

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  • 幸福の定義

    SF版ブラックジャックと言われておりそのテーマ自体おもしろいが、科学が発展し人間と等価?な存在が複数(高度AIロボット、ヒューマノイド)折重なった世界における幸福についても考えさせられる点で、他とはまた違った深みが出ている。
    惜しむらくは、設定がわかりづらいことと、ほとんど主人公が関係していない小話が多いことかな。個人的にはあと一歩作画力もほしいところ。クセという意味では嫌いではないが。
    週刊連載というのもあってか、問題は深いのに絵柄も相まって割とあっさりめに各話が終わってしまうように見えるため、他のキャッチーな作品と比べて人気沸騰とはいかないのかも。好きな人は好きな作品、須藤先生が好きなしょっぱいラーメン屋みたいな……笑

  • コミック

  • TLで話題だったので購入。面白いし今後も楽しみ、なのと同じくらい背景の設定が気になってる。筆頭は「ヒューマノイドは何のために作られたのか?」ってことだけど、そこはそれということで面白かったです。

  • 題材は面白いが基本1話完結系なので
    軸となるストーリーがない気がする
    夢中で続きを読みたいという感じではないかも

  • 設定は人口の10%が人工知能を搭載した
    ヒューマノイドという近未来世界。
    主人公はヒューマノイドたちの故障や病気を治す医師。
    話の展開としては、ヒューマノイドたちの苦悩や葛藤を
    主人公の医師が解決する、というパターンです。
    一話完結型の極上のエモーショナルな
    ショート・ショートのようなマンガです。

    ちなみにヒューマノイドは人間の存在を脅かさないように
    筋力や能力の上限に限界が設定されています。
    するとヒューマノイドとして人間と同じように
    喜怒哀楽を持っていながらも
    いろんな壁にぶち当たることにぶち当たることになります。

    例えば陸上競技をしているヒューマノイドが
    いくら努力していても一定以上の筋力を持つことを
    禁止されているためライバルたちにどんどん追い抜かれていく
    という話があったりします。

    で、自分は「ロボットダカラシカタアリマセン。」
    となればいいのですが、悲しいことにか、
    あるいは、ありがたいことにか
    そのヒューマノイドには
    悲しくなったり、苦しくなったり、
    追い抜いていくライバルたちを憎んだりするという
    人間そのもののような感情が搭載されているんですね。

    そのように人間以上に人間らしい
    彼らの苦悩がこのマンガでは描かれています。
    まぁそのあたりというのはAIという極めて今的な
    モチーフを用いて「人間」そのものを描いている
    ということでもありますね。

    そしてこのマンガのすごいところは
    上記のようなヒューマノイドたちの悲しみに対する
    主人公のクールでありながらハートフルな
    治療法というのが素晴らしいのです。
    そうとうオススメのマンガです。
    2017/08/23 15:36

  • 全巻
    絵とテーマが古い漫画を感じさせる。
    手塚漫画と同じで、いろいろ考えさせられる。

  • 悩めるAIに寄り添う医者/SF医療物語
    17.08.10 07巻up

    1-07巻 続

  • 人類の夢…テクノロジーの結晶・ヒューマノイド。
    人さながらに「病」を抱える彼らには、人とは違う「治療」の選択肢があった…。悩めるAIたちに寄り添う新医者・須堂の物語、開幕!近未来系ヒューマノイドSF医療物語!(Amazon紹介より)

  • いくらでも重く描けそうな題材だけど、あっさり過ぎる位に描かれていて、そこがまたいい。

  • ありきたりな構成からは微妙にズレてて、面白い

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著者プロフィール

山田胡瓜 KyuriYamada
漫画家。IT記者としての活動の傍ら作品を描き続け、
2012年、『勉強ロック』で「月刊アフタヌーン」アフタヌーン四季大賞を受賞。
2013~2015年に「ITmediaPCUSER」に連載した『バイナリ畑でつかまえて』で注目を集める。
2015~2017年に「週刊少年チャンピオン」で連載された『AIの遺電子』は、人間そっくりのヒューマノイドを治療する医師を主人公にした、
AIと人の関係を描く近未来SFコミックとして、各方面に大きな反響を呼ぶ
(単行本は秋田書店から、全8巻で完結)。
2017年より「別冊少年チャンピオン」にて、『AIの遺電子REDQUEEN』の連載をスタートさせている
(単行本第1巻は、2018年4月に秋田書店から刊行予定)。

「2018年 『バイナリ畑でつかまえて 新編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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