少年Y(8): 少年チャンピオン・コミックス

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253221634

感想・レビュー・書評

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  • どちらの命を助けるかという二者択一の選択を迫られるゲームが多くてスリリングだった。ゲームに使われるグッズにグロテスクなものがあって強烈な印象(中でも、第1巻の人体模型の小腸がレールになって末端は二つに分かれ、その上を車輪が走り、行き先には先生と級友の命を模したフィギュア。)を作り出していた。

    実際にできそうなゲームは第3巻の相手にして欲しいことを要求し、それが行われた見返りに相手にして欲しいこと要求をする『交渉ゲーム』で、アイデアが突飛すぎて面白かったのはゲームに負けてゴリラに殴られるとゾンビ化する第7巻の『ドレミファ☆バナナ・ゲーム』だ。どちらとも意表を突く展開で楽しめた。

    セリフで印象的なのは、4巻で黒幕があるキャラクターを勧誘させる時に言った「人生の価値は結果で決まるかも知れない。だが人としての価値は始め方で決まる。人間は始め方だけは自分の意思で決めれるからだ。大事なのは始め方なんだよ。それは誰の人生でも訪れる。ある日突然、思いもしないタイミングで。それがキミにとって今この瞬間なんだ!!」、5巻で歯医者が歯医者嫌いの主人公に言った「恐怖を克服するには自分が恐怖になるしかない。だから歯医者になったんだ」、6巻でグッズが主人公に言った「クラムボンはなんで殺された?ごんぎつねはなんで撃たれる?オツベルはなんでくしゃくしゃに潰される?メロスはなんで裸なんだ?」だ。真に迫るものや本質的な問題を見抜いてるようでハッとさせられた。

    最後に主人公が自らの意思で選択を行なったことに成長を感じることができた。デスゲームマンガとしても生殺与奪の権利について描いたサスペンスものとしても出来が良かった。

  • ハジメ先生らしさが伝わってくるラストの展開。
    選択する事の重要さというのを最近身にしみて感じているところだったので色々と考えさせられたりもした。

  • 転校生である主人公が、初めて登校した教室。教室に入ると全員が死んでいた。神様と名乗る何者かからの電話が入る。そこで主人公は命の選択を迫られていく。命のランク付けは一体何の意味があるのか。物語の展開はとても面白いが、最後の最後が個人的には不足感があった。ただ、こういった終わらせ方しかなかったかな、という印象もある。「チョチョイのチョイス!」というのが個人的にはとても好き。

  • 個人的にはゴリラが出てきたところがすげー笑えた
    最後は結局悪くも良くも無いような終わり方

  • 全8巻読了。
    姉について真相はわからないけど、柚希の判断を受け入れて終わるというところはすごく良かった。
    謎だったユズルの記憶や過去も判明したし、死んだクラスメイトたちは残念だったけど楽しんで読めた。

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