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- / ISBN・EAN: 9784253231770
感想・レビュー・書評
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結構設定が違うのにもかかわらず、デビルマンが誕生してから、シレーヌの手下ども、ゲルマー、アグウェルがまずマキムラ家を襲っていくストーリーは大筋で原作をなぞっていく。なぞるから却ってぶれが際立って、原作からぶれていくところが面白い。
いささかコミカルな展開は永井豪も持っていた資質だと思うが、原作ではそれは抑えられ、話は絶望的な方向へ進んでいった。『デビルマンG』ではそういう方に持っていかないつもりらしい。エロとグロは原作同様というところ。
宿敵シレーヌは十全に地球での活動能力を回復していない。というのも宿主であるべき雷沼教授の養女ツバサに拒絶され、かりそめの肉体で生きながらえているからである。合体に失敗したもののシレーヌの能力はツバサに宿っている。雷沼教授とは原作で世論をあおってデビルマン狩りを始める悪役である。本作ではツバサに接触してきたシレーヌの存在に気付き、ツバサを守るために、シレーヌのいうことを聞く振りをしつつ、反撃の機会を練っているといった役どころ。
シレーヌとデビルマンとの死闘は、シレーヌ側が仮の肉体をもってして、デビルマン・アモン側も十全に力を発揮できないという設定下でなされる。原作ではシレーヌが勝ちを収める直前に立ち往生するのだが、こちらでもシレーヌの勝ち。原作にもともとあったが削られたという、デビルマンがシレーヌをレイプする場面がここでどう料理されるのか。
そのあと、雷沼研究所に潜むシレーヌを撃破したかに見えて、シレーヌはまんまとツバサに取り憑くことに成功するという展開。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1巻は本家に割りと忠実なストーリー展開だったが、2巻は本家のエピソードをアレンジしつつ、の完全オリジナル。3巻以降もこの路線でいくのだろうが、それはそれで期待大。
先行き楽しみな、別デビルマン! -
デビルマンのスピンアウト作第2弾。シレーヌのキャラが暴走(どことなくエヴァンゲリオンの某キャラに似てる)。