クジラの子らは砂上に歌う(7): ボニータ・コミックス (ボニータコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253261074

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  • 「ミゼンの部屋」
    深く狭い場所ってだけで、心が不安になる。

    なぜ、突然幽霊船が出没したかは謎。

  • ヌース・ファレルの真実を知り、首長スオウはアモンロギアへ向かい印のために泥クジラを離れる決断を下す。だが、印の多くはなにも知らないため一部は不満を抱えていた。
    さあアモンロギアに行こうこれで全部解決だ!と和やかな雰囲気で始まった7巻だったが、快楽主義者エマがまたぶっ込んで来た。エマが力を発動すると新たなことが分かり読者と一部の島民はすっきりするが、一部は大ダメージを負う。相変わらず敵か味方か分からない。
    今回は最長老さまの助言に従ってミゼンの部屋を探そうパートと過去の泥クジラを見ようパートに分かれる。前半は真剣だけど楽しめるが、後半は不穏な空気がつねにある。
    メインは後半にあり過去の出来事が追体験出来る。なぜ泥クジラに住むことになったのか?どんな罪を犯したのか?デモナスとはなにか?いろいろと分かって読み応えがあった。当初一丸となって同じ想いを共有していた島民たちだが、ある出来事を引き金に気持ちが乖離していく。ここから初代首長のズィオと彼女が生み出したミゼンが島民と手を取り合うことが出来るかが問題だが…大反乱の予感。意識の戻ったオウニも何やら謎の力の目覚めそうである意味怖い。
    冒頭の大人になったチャクロ?とキクジンの場面がまだまだ話が続く雰囲気を出していて楽しみだ。
    外伝的立ち位置「光の隣壁の空」もよかった。優しく切ない心温まる話だった。

  • もはや流し読みだけど、絵は綺麗。

  • 泥クジラの始まりとミゼン。ミゼンの姿はオウニと似ているがどういう繋がりなのか。冒頭のチャクロ?とキクジンのシーンもどのような意味なのかも気になる。同時収録の短編も面白かった。

  • 世界観良いけどなんでかハマれないな〜と思いながらここまで読んできたんだけど、泥クジラの過去が描かれたこの巻で急に面白くなってきた。前の巻で読むのやめなくて良かったかも。でもなんとなく先が長くなりそうな予感。

  • 1巻をジャケ買いしてから本当に好きな作品。
    作者が手に入れたという古文書(今作の元になっている手記)を是非見てみたい…!
    言葉の表現が綺麗、絵も綺麗、心理描写も綺麗。戦争や罪、迫害なんかが纏わり付いてる作品とは思えない、そのギャップが堪らない。
    表面上は冷たいけど底の方は熱くて優しい、なんだか浜の人達を見るようなキャラもいて非常に懐かしい気持ちになる。
    オウニの謎がやっと解明されてきて続きが非常に気になる。
    まだ折り返し地点というところだと思う。長らく楽しめる作品だと嬉しい。

  • デモナス誕生秘話。狭い世界の限られた資源の中で生きて行くには、多くの決まりごとで人々を縛らなければならない。罪を犯せば罰を、罰が過剰で人心が不安で揺らぐなら、力あるものを諫めなければならない。楽園を作ろうとする人々の試行錯誤が語られます。
    でもデモナスは共同体の刑吏としてではなく、ファレナが他のヌースを破壊するために作ったんだよね?弱肉強食が世界のルールだと言うエマは本来の使い方をしようと画策しているのか…。

  • この作品は歴史物語である以上に、人の愛情の物語なのだなあ。ダイジェストで語られる過去は、しかしその芯に雄弁に語られる愛があってためにする回想には思えない。

  • なるほどオウニ。次巻でサイミア復活なるか。きっといい方向にサイミアを使うようになる。

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