アンの世界地図~It’s a small world~ (1) (ボニータコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 249
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253261166

感想・レビュー・書評

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  • 稀に見る良作

    登場人物たちの年相応の幼さを伝えつつ、
    一人間としての権利を、必死に頑強に訴える。
    人権感覚が大好き

    最高のシスターフッド

  • ヒロインのアンが東京から徳島に来て、和服美人アキと暮らすお話。

    アンがよく泣きます。一話に一回は泣いているんじゃないかってくらい、何かあっちゃあ泣きます。

    でも逆に、東京での回想シーンでは一度も泣いていないんです。結構ひどい目にあってるんですけどね。親に服を破られたり、家庭環境を周りにヒソヒソされたり。
    東京ではアンが涙も出ないほど麻痺した心を抱えて、それでも気丈に背筋を伸ばして立っていたのかと思うと、こちらの心が締め付けられます。あんなに感受性豊かな女の子が!

    アンが徳島で優しい人に囲まれて、どんどん満たされ成長していく様子を時にハラハラしながら見守りました。

  • アンの強さと弱さに一巻から魅了されて続きが気になって気になって仕方ない…!

  • アンがアキやマサじいと出会い、優しい家族を知っていく姿にほっこりとする。
    思っていたよりシリアスでもなく、読んでいてとても楽しい。
    マサじいが孫を麻雀で育てた話がとても好き。
    アキに謎が多いので、続きも楽しみ。

  • 親から一切の愛情を受けてこなかったロリータファッション好きの主人公、アンと和服美人で裁縫が得意なアキとの共同生活を描いた作品。
    2人の住む家を語り部として紡がれるこの作品は非常に和やかで緩やかな時間が流れ、とてもリラックスできます。
    徳島の自然溢れる環境とそこに住む暖かな住人達の姿に胸が打たれました。

  • LINEマンガで読んでいてすごくおもしろくて、初めてアプリで読んでいた本を買いました。買っても全然損はない作品だと思っています。ちょっと泣けて、クスッと笑える作品です。そして絵が美しい。

  • 思ったより徳島感がない
    それと世界観が狭くて
    田舎の空気感があんまり感じられない

    絵柄の印象よりも重いテーマがありそうだが
    いまいち物語の推進力がなく
    2巻でいきなり物語が方向転換する

  • 前から気になっていた作品ようやく読めました。
    面白かった。
    出てくる人達がみんなあったかい。
    アンは、親がネグレクトで恵まれない環境で育ちながら、中世のフランス貴族に憧れ、ロリータ服、カラコン、金髪などの奇抜なファッションをしながら、それにはちゃんとした意味もあり。
    そして、そんなアンと偶然だけど必然だったような出会いをしたアキ
    どっちかというとアンもりも、アキの存在の方が謎めいているんだよね。
    アキはきっと男の子だよね。
    そして、クオーターだか、なんだかドイツ人の血が混じっているとか、一人であの家に住んで、なんでもできて、いい人達に恵まれて暮らしているようだけど、
    アキって何歳なの?とか、何故一人?とか、序盤で泣いていて家に心配されていたり、最後の最後の怪し気なアキの表情なんかは、何があるのか?ととても気になるところです。
    そして、アンとアキの出会いがこの先どのようなことになっていくのか?とてもその辺も気になるしね。
    2巻も楽しみにして読みたいと思います。
    面白いです。

  • 2巻まで既刊

  • ひっさし振りの「読んで癒される漫画」でした!

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著者プロフィール

吟鳥子:漫画家。
2005年、ウィングス(新書館)に掲載された「ある幸福な人の噺」でマンガ家デビュー。2016年から2020年にかけてミステリーボニータ(秋田書店)で発表した「きみを死なせないための物語(ストーリア)」は、「このマンガがすごい!2018」オンナ編の第7位、「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019」の第4位、「2021年 第52回星雲賞」のコミック部門を受賞した。そのほかの作品には、「アンの世界地図~It's a small world~」など。

「2022年 『架カル空ノ音 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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