- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253303866
作品紹介・あらすじ
TVアニメ化作品「ALL OUT!!」や、TVドラマ化が決まっている「ここは今から倫理です。」の雨瀬シオリが、待望の新作を発表! 描かれるのは幕末の器才・吉田松陰!
幕末という狂乱の時代の中で、教育とは何か、人とはどう生きるべきなのかを説く。
今まで描かれていなかった伊藤博文のやりのこした想い。
高杉晋作がなぜ、狂乱のカリスマとなれたのか。
そして、なぜ吉田松陰という幕府転覆の核が生まれ、その男の目に日本の未来がどう映っていたのか。
全日本人必読の美麗ヒストリーコミック。
時代を越えて〝狂″のレクイエムが鳴る――。
感想・レビュー・書評
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新撰組推しだっけど…まぁにわかだけど…こりゃくら替えだなぁ。
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これはすごい!松陰先生の色気と狂気がヤバイ!!早く続きが読みたい!
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読了。殴られて、勉強させられてる場面があった。つらくなり、しばらく本を閉じた。かなり放置してから、読んだ。これが、命を、かけた武士の勉強なんだと理解した。
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『ここは今から倫理です。』で現代の倫理教師を描く雨瀬シオリ先生の新作。松下村塾を開き明治維新を導いた吉田松陰という、もう一人の先生の物語。吉田松陰について学校で習う以上の知識はなく、これほどの激しさを持った人物とは知らなかった。表情や言葉に宿る狂気と熱を存分に映し出した雨瀬先生の絵はさすがの一言。
「狂うた男は美しいぞ」
まさにこの言葉通りの狂美をまとっている。柔らかい表情や、幼少期の無邪気な表情などとの対比も美しい。
伊藤博文や高杉晋作といった門下生の視点も交えながら語られる吉田松陰という人物像。そのために時間軸が飛び飛びになっているので、幕末に詳しい人の方がその時代背景をかみ合わせながらより楽しめると思う。吉田松陰が29歳という若さで斬首され、その死から門下生たちが学んだというシーンと、幼少期の彼を引き取った大助の死で学問をもっと真剣に学ぼうと志すシーンは、命というものそれ自体で教えられるものがあるんだと伝わってきた。そして、その意志は受け継がれていくということも。
「文は良い いつでも過去の人に会えるから」
この言葉も好き。文章として残っていれば、その人の心を違う時代の人も知ることができる。この作品もそうだよね。史実を基に紡がれる創作物語ということで、ここから史実や人物像に思いをはせるのは面白いと思う。 -
読むのにとてもエネルギーが必要だった。
志と葛藤と激情に心が揺さぶられて。