数学基礎論入門 (基礎数学シリーズ)

著者 : 前原昭二

• 朝倉書店 (2006年4月1日発売)

作品紹介・あらすじ

不完全性定理についてのゲーデルの理論を入門的かつ精密に紹介。〔内容〕数学的理論の形式化／命題論理／述語論理／等号をもつ述語論理／型の理論／自然数論／自然数の関係と関数についての形式的表現の可能性／ゲーデルの不完全性定理／他。初版1977年6月1日刊。

感想・レビュー・書評

[鈴華書記さんの感想 · 2023年9月27日]

命題論理や述語論理の初歩的な話題から，型の理論を経て，ゲーデルの不完全性定理の証明まで至る教科書。初版1977年6月1日と古いものの今でも参考になるところは多い。

[katie1223さんの感想 · 2013年4月29日]

PM, ZF(→ノイマン)の集合論が完全な集合論の追求／／ゲーデル「不完全性定理」

ざっと概読だん。
基礎論は数学の中でも比較的取り組みやすそうだ。

著者プロフィール

筑波大学名誉教授・東京工業大学名誉教授、理学博士。1927年 東京都生まれ。東京大学理学部卒業。東京教育大学教授、筑波大学教授、東京工業大学教授、放送大学教授などを歴任。主な著書に『線型代数学入門』（内田老鶴圃）、『記号論理入門 新装版』（日本評論社）、『数理論理学序説』（共立出版）、『数学基礎論入門』（朝倉書店）などがある。

「1989年 『数学概説』 で使われていた紹介文から引用しています。」