現代熱力学: 熱機関から散逸構造へ

  • 朝倉書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784254130850

作品紹介・あらすじ

本書は現代科学の基礎として重要な位置を占める熱力学の包括的な入門書であり、斬新かつ魅力的な方法で平衡および非平衡熱力学が統一的に論じられている。自発的に進む不可逆過程とエントロピー生成速度との関係がはじめから導入されており、この関係を用いることによって熱移動や化学反応など、自然の過程が無理なく理解できる。歴史的変遷にもふれており、重要な基本的概念がどのような歴史をもつかを明らかにすることによって、その意義がより鮮明にされている。読者の理解の助けとなるように、例題や演習問題が各章末に配されており、またコンピューターの利用についても配慮されている。

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著者プロフィール

1917-2003。モスクワに生まれる。ブリュッセル自由大学卒業。ブリュッセル自由大学物理化学科教授、ソルヴェー国際物理化学研究所長、テキサス大学統計力学・熱力学研究センター所長を歴任する。非平衡熱力学、特に散逸構造理論への貢献によって、1977年ノーベル化学賞受賞。著書『構造・安定性・ゆらぎ』(グランスドルフと共著、みすず書房、1977)『散逸構造』(ニコリスと共著、岩波書店、1980)『存在から発展へ』(みすず書房、1984)『混沌からの秩序』(スタンジェールと共著、みすず書房、1987)『複雑性の探究』(ニコリスと共著、みすず書房、1993)『確実性の終焉』(みすず書房、1997)ほか。

「2019年 『存在から発展へ 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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