統計力学 (物理の考え方 2)

著者 : 土井正男

• 朝倉書店 (2006年4月10日発売)

感想・レビュー・書評

[sarusa1212000さんの感想 · 2011年9月21日]

紫綬褒章までとった大先生の書いた素晴らしい統計力学の本。グランドカノニカル分布を導くまでの過程が、かっこよすぎて最初理解できなかった。統計力学とはなんと難しい学問かと思ったが、そのあと田崎の統計力学を読んだらすんなり理解できた。数学的厳密さをそんなに重視したいなら他につっこんで解説をしてほしいところは山ほどあるんですが・・・と言いたいですね。ただ、液晶の相転移について解説が興味深かった。著者本人も非常に厳密さを重視されている方で、個人的に１時間ほどお話をさせていただいて、その人間性にいたく感銘を受けました。

[takahirojijiさんの感想 · 2011年6月12日]

学部3年時に教科書指定されていたので購入。いい意味でも悪い意味でも
標準的。フェルミ粒子、ボーズ粒子あたりまでこの本で勉強しました。