現代品質管理総論 (シリーズ〈現代の品質管理〉 1)

著者 :
  • 朝倉書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784254275667

感想・レビュー・書評

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  • ★★★★☆(星:4.0)
    私は品質管理の初学者であるが、この分野では読んでおいて損はない1冊だと思う。

    この本のテーマ自体は一般的にそれほど面白いものではないと思うが、飽きずに読み進めることができた。

    品質管理というと、QC7つ道具だとか各論中心で品質管理とは何か?という疑問に答えていない本が多い中、この本はその点を初学者でもわかるようにしっかりと書かれている。

    あと、どの分野でも良い本の共通事項だと私は思っているのだが、著者のテーマに対する思いの強さがこの本を読んでいてひしひしと伝わってくる。

    品質管理に興味があるのであればおすすめの1冊である。

  • 経営から保守まで品質に関する内容がジェットコースターのように流れるので目が滑ってしまう。
    しかし品質管理について学びたいときに半端な本を読むくらいならこの本を何度も繰り返し読んだ方がいいと思った。

  • 品質をいかに良くしていくか、考えていくのかのポイントを丁寧かつ整理して書かれており、とても良い。組織の成長などに伴うことなども書かれており、折を見て読み返したい。

  • 飯塚先生の講演やセミナーを聞かれた方でないと、この本の素晴らしさはわかりにくいかもしれません。飯塚先生が、品質にかけるる思いをご自身の言葉で語られている本です。

    私がこの本を何度も手に取るのは、その言葉を聞いて、自分の考えを確認したり、迷ったときに導いてもらったり、あるいは他人を説得するための言葉を借用するために使わせて頂いています。
    これはもう私のバイブルの一つなので、レビューとは言えませんが、著者の思いをかみしめながら品質を高めるための知恵と力をもらえる素晴らしい本です。

  • 最終講義の後の懇親会で、お土産として配られたそうです。「今日の話はこちらの本に全て載っています」と。

    私は、懇親会は出なかったので、Amazonで買いました!

    内容は、、、確かに、最終講義そのものでした。

    逆に言うと、これほどのものをあの時間に薄めることなく平易な言葉でユーモアを入れながら伝えられるっていうのはすごいことだなぁと思いました。

    ★★★

    実は、お客様先でのコンサルティング活動にとても役立っています。
    PDCAの“P”一つにしても、

      ①目標を明確にする
      ②管理項目を決める
      ③目標(管理水準)を決める
      ④目的達成手段、実行手順(作業標準)を定める

    という4ステップがあり、どうしても記憶から引き出すだけでは3つくらいしか思い出せない時があって、そういうときに格好悪いのですが、この本を鞄から取り出して「正しい知識を伝えますね」とお断りしてから板書したりします。

    ということで、先生、ありがとうございます!!

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著者プロフィール

飯塚悦功
超ISO企業研究会 会長、東京大学名誉教授、JAB理事長
1947年生まれ。1970年東京大学工学部卒業。1974年東京大学大学院修士課程修了。1997年東京大学教授。2013年退職。2016年公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)理事長。日本品質管理学会元会長、デミング賞審査委員会元委員長、日本経営品質賞委員。ISO/TC176前日本代表、JAB認定委員会元委員長などを歴任。

「2021年 『TQM うちのトップ・上司の“大誤解”を斬る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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