添削! 日本人英語 ―世界で通用する英文スタイルへ

  • 朝日出版社
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本棚登録 : 132
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255008189

作品紹介・あらすじ

元国連職員@May_Romaこと谷本真由美と
ロンドン大学のポール・ロブソン教授が徹底指導!

●日本人の英語、なぜ伝わらない!?
・英文フォーマットを知らない
・問題はスペルや文法より「書きっぷり」
・ジャパングリッシュが氾濫!
・無理やり複雑な英文にしてしまう
・「感情」表現が多く、「客観的事実」が不足 etc.

多数の日本人の英文添削に基づく
実例&模範サンプル収録
→ボーナスページ ダウンロードサービス付き

●学校では絶対に教えてくれない
「英作文の奥義」、教えます。

1 「日本人英語」の弱点を知る
2 10のポイントを押さえる
3 英語的思考にチャレンジ
4 英文を書くスピードを上げる
5 お手本を「ひな形」にする
6 基本のルールを確認!

感想・レビュー・書評

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  • 日本人が、ビジネスの場面で、英語圏の人に通じる英語のメールやレポートを書くときの注意点をまとめたもの。

    PART 1
    なぜ日本人が変な英文を書いて送ってしまうか
    英語圏のフォーマットに合わせること。結論から始めてロジカルに書くこと。直訳しないこと。文化背景の違いを理解すること。感情でなく事実の表現をすること。

    PART 2
    英語らしい文章を書くポイント
    1.シンプルに書く(KISSの法則、オッカムの剃刀)。
    2.事実と感情を分ける。
    3.目的語を忘れない。(誰に、何を、どこに、がが抜けてないか)
    4.ビジネス英語として自然な英語を使う(受験英語は小中学生レベルの表現でビジネスには相応しくない)
    5.曖昧な表現を避ける(行間を読んではくれない)。
    6.不要な繰り返しを避ける(別の表現で言い換える)。
    7.文章の長さをそろえる。
    8.冠詞を正しく使う。
    9.主語を明確にして能動表現を使う(受動でなく)。
    10.業界のbuzz wordに注意する。

    PART 3
    Logical Writing.

    PART 4
    特訓講座
    1.コミュニケーション戦略をたてる(何の目的で、誰に対して、どのように配信するか)。
    2. 毎日書く習慣をつける。
    3.効率化する(パターンは決まっているからテンプレート化しておく)。
    4. 文章を設計する(logical writing)。
    5. 最初から英語で書く。
    6.話すように書く(音読しながらリズムよく)。
    7.Nativeに添削してもらう。
    8.語彙、表現を増やす(いいと思ったらメモする)。

    PART 5
    サンプル表現
    (ページ数はこの章が一番ある。)

    PART 6
    英文のルールとフォーマット

    学校で英語は勉強したけど実務で使ったことがない人向けに注意点が体系的によくまとめた内容だと思う。
    仕事で多少なりとも英語を使う機会があるので、知っていたこと、当たり前のことも多かった。
    イギリス英語、ヨーロッパでのビジネスに偏っている。アメリカ資本の外資系企業相手では少し違うと思うところもあった。

  • ツイッターで人気のMay_Roma氏があのダメ出し語り口調で、日本人の英語をバッサリ斬っています。楽しく最後まで退屈せずに読めますが、残念ながら、英文を「添削」といえるほど中身は充実していませんし、ネイティブの模範例に discuss about や look forward to see などの初歩的間違いも見られます。中級レベル以上の人にはおススメできない内容かなと思いますが、英文ライティングの初心者やイギリス英語に興味のある方なら読む価値があります。特に、I think を連発してしまう傾向にある方は目からうろこかも。

  • ダメな例文が紹介されているのが新鮮。外資に転職した友人も最初は同僚のレターをファイルしてテンプレート化して覚えたとか。実用的な一冊。

  •  あの「ツイッター芸人」で有名な@May_Romaさん(本名は谷本真由美さん)とパートナーであるポール・ロブソンさんがネットで行っている「英文添削塾」から得た日本人が苦手としている英文ライティングについて書いたのが今回の本です。

     @May_Romaさんは、現在ロンドン在住でコンサルティング会社勤務。ポールさんはイギリスの大学で起業論、経営戦略を教える大学教授です。

     日本人の英語はモナリザの微笑と同じぐらい謎めいていて、相手に自分の書きたいことが伝わらないと言うことが数多くある。日本語の直訳、日本の会社にしか存在しないような専門用語のオンパレード(例えばRingisho、そうあの稟議書の事です)、結論から先に書かずに最後になってようやくわかるというミステリ―小説のような文章。

     状況別の模範サンプル文ではどういうフレーズを使えばいいのかと言う添削例がついている。

     気を付けないと何を書いているのかわからない文章を送ってくるとは、この人の頭の中は正常に働いているのだろうかと不審に思われて不利益をこうむることになるので注意が必要だ。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。シラキュース大学Maxwell School of Citizenship and Public Affairs(国際関係論)修士課程、シラキュース大学School of Information Studies(情報管理学)修士課程修了。ITベンチャー、経営コンサルティングファーム、国連専門機関(FAO)の情報通信官などを経て、現在情報通信サービスのコンサルティング業務に従事。ロンドン在住。趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。著書に『ノマドと社畜 ~ポスト3.11の働き方を真剣に考える』、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本の女性がグローバル社会で戦う方法』(大和書房)など。

「2015年 『添削!日本人英語 ――世界で通用する英文スタイルへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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