恋愛を数学する (TEDブックス)

  • 朝日出版社
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本棚登録 : 262
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255009858

作品紹介・あらすじ

恋愛に潜むパターンを、数学が解き明かす。

あらゆる自然現象にルールがあるように、人間の恋愛もパターンに満ち溢れている。ならば、数学の出番。恋人の見つけ方から、オンラインデートの戦略、結婚の決めどき、離婚を避ける技術まで、人類史上もっともミステリアスな対象=LOVEに、統計学やゲーム理論といった数理モデルを武器にして挑む。イギリスBBCなどでアウトリーチ活動に励む数学者が、人生の一大事に役立つ驚くべき知見を引き出しつつ、「数学と恋愛する」楽しさをも伝える。


「つまみ読みでも平気だが、実用性を重視する向きに第7章は不可欠なのでお見逃しなく。『運命の人を見つけるまでに、何人と付き合うのが合理的か?』という問いは、人生設計においてとても重要なものとなりうる」……円城塔(解説冊子より)


Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 複数人の男女がいた時自分から動いたものたちが納得の行く結果となる

  • 筆者の数学に対する愛を感じた。
    また、恋愛に関して一見一般論だけど、意外と俯瞰できてなかったなと気づかされる話があった。人の感情は数値化できないと思うけど、どうしたら人と人が上手くやっていくのか、信頼関係が深まるかなどの話は参考になった。

  • 「人間関係も数学のようにはっきりと解を導ければいいのになあ。」というのは、東工大生ならば誰しもが思ったことのあることだと思います。本書はそのような問題に対して取り組んだ本の一つです。その取り組みとして、恋人ができる確率やマッチングアプリのコツ、いつ身を固めるのが最適かなど皆さんの興味をそそるテーマについて議論が交わされています。もしあなたがそのような諸問題で悩んでいるのならば、一度「数学的」に考えてみるのもよいのではないでしょうか?
    (高分子フォーカス B3)

  • ありとあらゆるものがデータ分析からわかるってことだけはわかった。だけどこれを日常生活にどう役立てるかといった見方では、いまいちわからない。

  • 数式として人間の対人関係を抽象的に捉えることができるという事実が興味深い。もちろん数学や数字を過信することにはリスクも伴うが、本書で紹介されている数式を全然違う領域の現象に当てはめたりしたら、新しい発見ができそう!

  • 自らアプローチしていくほうが、座して人が来てくれるのを待つよりも、必ず良い結果につながるのです。(p.70)

    男性の回答はなぜか5で割り切れる数が驚くほど多い(p.137)

  • セックスした相手がx人以上である確率が、xの−α乗であり、スウェーデン人が女性のαは2.1という調査結果に驚いた。
    (備忘録)
    ゲール・シャプレイ・アルゴリズム
    「37%をふる」戦略

  • 結局、恋愛というものは、数学でも正解が出せない事象なんだなということがよくわかった一冊。理性では全く説明できないような恋愛の事象について科学してくれると思ったので、少し期待はずれ。囚人のジレンマを起点に考えたカップル成就の話など面白かったが、はた膝ほどの驚きはなかった。

  • 数学を楽しむという点で面白かった。
    物事を新たな角度から見ることができる。

  • 数学をこういう見方できるんかっていう意味で面白かった。
    テーマはたまたま恋愛についてでしたが、女性の数学者が恋愛をテーマに書いてるっていうのもよかったかな。
    1番印象に残ってるのは「囮効果(おとりこうか)」のところ。
    人間は2択で選ぶよりも3択のほうが選びやすい。
    映画を見に行って大、小のポップコーンしかない時に小が¥500大が¥850すれば大を買う人は少ない。
    しかしそこにMサイズを登場させてLサイズよりも¥100安く設定すればLサイズが売れる可能性が高くなる。
    この場合Mが囮(おとり)ということです。
    で、異性も同じだと。
    自分の顔を全く知らない人に3枚の写真を渡します。
    1枚は自分の顔、1枚は自分の顔をベースにブサイクにした写真、1枚は自分の顔をベースにかっこよくした写真。
    その中から1番タイプの写真を選んでもらいます。
    ブサイクな写真を選ぶ人は0で自分の顔、自分の顔をかっこよくした写真を選ぶ確率は約50%ずつ。
    出会いを求め外に出かける時は自分より少しブサイク、自分より少しかっこいいやつと出掛ければ出会える確率が上がるみたいですよ。w
    自分がSサイズ、Lサイズになれればということです。
    Mサイズの人には囮になってもらいましょう。w
    まぁ極端な例ですが…。
    数学と聞くと全く普段使わない計算のイメージですがこういう考え方は面白い。

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著者プロフィール

ハンナ・フライ(Hannah Fry)
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)高等空間解析センター所属の数学者。数理モデルを用いて、暴動・テロから貿易・ショッピングまで、人間のさまざまな行動パターンを研究。くわえて、UCLのアウトリーチ活動員として、劇場、パブ、学校で数学の面白さを伝えている。BBCの国際YouTubeチャンネルの司会者のひとりでもあり、イギリスのテレビ・ラジオ番組に定期的に出演している。ロンドン在住。幸運にもちょうど38%の時期に出会った夫のフィルと暮らす。結婚式の準備のときに使ったPythonコードが残っており、リクエストに応じて配布可能。Twitterアカウントは@FryRsquared

「2017年 『恋愛を数学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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