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- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784256192443
感想・レビュー・書評
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著者のベートーヴェンに対する深い洞察と心からの愛に溢れた本。
ベートーヴェンがどのように生きたか、何に生きる拠り所を見つけたか、どのような友に囲まれ、誰に対してどれほどの愛情を持っていたか、著者の全身全霊に基づく考察が詰まっている。
善く生き、人類の理想を音楽に体現したベートーヴェンは心から偉大だと思う。と、同時に、難聴に苦しみ、甥カールの法廷闘争に暮れ、失恋に打ちひしがれ、時代に翻弄されたベートーヴェンの悲劇がわかる。だからこそ、ベートーヴェンの前向きな音楽になおさら励まされる。
ベートーヴェンファンは必読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
祖父の死とヨーハンの蹉跌
ベートーヴェン3歳の時に祖父が死去した。ベートーヴェンの父ヨーハンは、父の死で空席になった宮廷楽長に任命されず、深酒におぼれる。やがて幼いベートーヴェンの音楽的才能に気づいたヨーハンは、異常な執念でピアノやヴァイオリンを教え込んでいく。
今まで読む本は小説などが多かった。初めて新書を読んでみたが、意外と読みやすかった。
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