途上国の障害女性・障害児の貧困削減: 数的データによる確認と実証分析 (研究双書 636)

制作 : 森壮也 
  • 日本貿易振興機構アジア経済研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784258046362

作品紹介・あらすじ

本書では,開発途上国の障害女性と障害児の貧困について,利用可能な統計データを用いた分析を行う。先行研究では,障害者の貧困や格差の問題が指摘されてきたが,統計的な分析に基づいた分析は少なく,指摘されている問題を実際のデータで検証することで,研究の間隙を埋めていく。なお,本書でいう「障害」は,国連障害者の権利条約でも用いられている「障害の社会モデル」に沿った障害概念を用いる。すなわち,従来あったような障害を個人に起因させ,医学的な治療の対象とする医学モデルの立場とは異なり,「障害者の置かれている不利な状態の原因を,機能障害と社会的障壁の相互作用に求めたうえで,特に社会的障壁の問題性を強調する視点」で障害をみていく。

著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。
早稲田大学政治経済学部経済学科、同大学院経済学研究科終了を経て、日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター主任調査研究員。横浜国立大学、横浜市立大学、日本福祉大学、日本社会事業大学などで非常勤講師。日本手話学会元会長、『手話学研究』編集委員会委員長、Sign Language Studies前 Editor。障害学会元理事。
主な著書・訳書に、『アフリカの「障害と開発」――SDGsに向けて 』(編著、アジア経済研究所、2016年)、『障害と開発の実証分析――社会モデルの観点から』(共著、勁草書房、2013年)、『途上国障害者の貧困削減――かれらはどう生計を営んでいるのか』(編著、岩波書店、2010年)、『「ろう文化」の内側から――アメリカろう者の社会史』(共訳、明石書店、2009年)、『ろう文化の歴史と展望――ろうコミュニティの脱植民地化』(監訳、明石書店、2007年)、『ろう文化』(共著、青土社、2000年)、『障害学への招待――社会、文化、ディスアビリティ』(共著、明石書店、1999)などがある。

「2016年 『新版 「ろう文化」案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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