いまJAの存在価値を考える: 「農協批判」を問う

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  • 家の光協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784259521660

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  • 農協は、単に農業者を支援するだけではなく、農業、食を通じて、地域を支える仕組みとして戦後発足した。日本の農協は、協同組合という仕組みの中でも優れたものだったが、近年は、農業者の減少に加え、農協の合併による組織が大きくなることによって、地域から離れた存在になり、地域を基盤として支える「総合力」がなくなった。また、経済も発展し市場原理主義が台頭するなかで、農協に対する批判論もあがった。

    これからは農協がこれまで行ってきた役割、目指したものなどを一度振り返り、市場原理主義がまかなえきれない部分を農協が支えるべきだという内容。

    ひとこと
    農協の仕組みが素晴らしいことは理解したし、重要だということはわかった。
    が、現実問題として、大きくなりすぎた組織を小さな組織に戻すことはできるのだろうか。利害関係者がいろんなところにいそうな組織なので、全員が納得する形で組織を大きく変更することができるのだろうか。
    もしそういう例があるのであれば調べたい。

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著者プロフィール

北川太一……摂南大学農学部教授。1959年、兵庫県生まれ。鳥取大学、京都府立大学、福井県立大学の勤務を経て、2020年4月より現職。福井県立大学名誉教授。放送大学客員教授を務める。主な著書に『新時代の地域協同組合』(家の光協会、2008年、単著)、『協同組合の源流と未来』(岩波書店、2017年、分担執筆)、『地域産業の発展と主体形成─食と農、資源を活かす』(放送大学教育振興会、2020年、編著)など。

「2022年 『季刊『農業と経済』2022年春号(88巻2号)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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