在宅ケアのはぐくむ力

著者 :
  • 医学書院
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260017107

感想・レビュー・書評

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  • N820

  • 必要があってこの著者の本を読む(一部ナナメ読み)。
    身近な問題も含め、いろいろと考えさせられる。

  • 著者の秋山正子さんは、30年以上のベテラン看護師。訪問介護にかかわり、その後、新宿の団地内に保健室を立ち上げた方。この本を読んだら、NHKオンデマンドで NHKスペシャル 新宿“人情”保健室~老いの日々によりそってを見ると、秋山さんのやっていることがよくわかる。人はだれでも、歳をとると、体が不自由になったり、認知症になっていったりする。その変化は突然くるものではなく、徐々に訪れ、人を不安にさせる。老いと共に生きる人に寄り添い、励まし、ささえ、必要な人には、介護制度を使えるように環境を整える。よく困ったら市役所に相談に行けというが、それよりまえの段階からかかわり、精神的なささえ、そして、関係なくを作っておくことが大切だと感じた。まるで、秋山さんは身内のように、親身に話を聞き、対応していた。単身の高齢者を社会がささえるということは、こういうことなのかということがわかった。

  • 患者さんと向き合う中で、患者さんから言われる一言一言に気づかされる。その気づきに、真摯に向き合い、より良いケアを提供すること。そして、その提供の場は、相手の土俵である自宅であること。まさに逃げ場のない環境で向き合うケア。それが、在宅ケアの魅力なんだろうな。

  • 暮らしの保健室を作り、その運営の中でのエピソード集。
    間違ったことを言えないという気持ちから患者と話すのが恐い看護師。
    白衣をもう一度から引用されているがんの患者に対し行ってもらいたい看護20か条は知っておきたい。
    患者は病院内で看護師に追い越されることも気になる。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:492.993||A
    資料ID:95130481

  • 【読書その41】白十字訪問看護ステーションの所長、秋山正子氏の著書。秋山氏は、高齢者が住み慣れた地域で生活することを可能にする訪問看護の第一人者。その取組はNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも紹介。新宿区で行っている暮らしの保健室やオランダの事例等について紹介。一度見に行ってみたい。

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著者プロフィール

白十字訪問看護ステーション代表

「2016年 『食料消滅!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秋山正子の作品

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