現象学的看護研究 理論と分析の実際 (カラー別冊「現象学的方法を用いたインタビューデータ分析の実際」付き)

  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260020480

作品紹介・あらすじ

質的研究の代表的な手法の1つである現象学的研究について、基礎となる理論から具体的な分析の実際までを解説。カラー別冊「現象学的方法を用いたインタビューデータ分析の実際」では、実際の分析の流れがみえてくる。難解といわれる現象学的方法を用いた看護研究に取り組む研究者はもちろん、大学院生にも必読の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • N250

  • 三葛館看護 N250||MA

    質的研究の手法の1つである現象学的研究は、決まったマニュアルや手順がないことから難解と言われていますが、現象学的研究の基本さえ理解していればどのような方法をとってもよいのが現象学的研究だそうです。
    その基本を示し、さらに実際に行われた現象学的看護研究の概要や難しかった点とその解決策、データ分析の実例を盛り込んだ、まさに現象学的看護研究のテキストです。
    現象学的研究に興味がある人、質的研究の中でもどの方法論を採用すればよいかと悩んでいる人、一度手にとってみてください!

    目次-------------------------------------------
    序論 現象学的研究を学ぶために
    第1部 現象学的看護研究の理論と歴史
     第1章 現象学とは何か
     第2章 現象学の歴史
     第3章 現象学的看護研究の歴史と現状
    第2部 研究方法としての現象学
     第1章 質的研究のなかの現象学
     第2章 現象学的研究の方法-哲学の視点から
     第3章 ベナーの解釈学的方法
    第3部 現象学的看護研究の実際 “看護”はいかに語られ継承され得るか
     第1章 研究動機から研究目的へ-何を明らかにしたいのか
     第2章 なぜ現象学を手がかりにする必要があるのかを検討する
     第3章 調査の仕方を考える:インタビューとフィールドワーク
     第4章 データを読み,分析し,記述する
     補章
     資料編
    別冊:現象学的方法を用いたインタビューデータ分析の実際
    -----------------------------------------------
    (もも)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=79438

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著者プロフィール

松葉 祥一 1955年大阪生まれ。同志社大学大学院哲学専攻博士課程満期退学。パリ第8大学大学院文学部哲学科博士課程満期退学。現在同志社大学嘱託講師。専門は哲学、倫理学。著書に、『現象学的看護研究』(共著)、医学書院、2014年。『哲学的なものと政治的なもの──開かれた現象学のために』青土社、2010年。『メルロ゠ポンティ読本』(共編著)、法政大学出版、2017年、ほか。訳書に、J–F・リオタール『なぜ哲学するのか』法政大学出版、2014年。J・ランシエール『民主主義への憎悪』インスクリプト、2008年。J・デリダ『触覚──ジャン゠リュック・ナンシーに触れる』(共訳)、青土社、2006年。M・メルロ゠ポンティ『自然──コレージュ・ド・フランス講義ノート』(共訳)、2020年、みすず書房、ほか。

「2022年 『政治的身体とその〈残りもの〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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