看護学生のための物理学 第5版

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  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260020510

作品紹介・あらすじ

医療や看護の現場には、物理学の観点から考えると明快に理解が深まる点が多く、人体の構造にも感激して自身の存在を偉大に感じられるようにもなる。本書は、物理学の法則や数式を覚え、それを使う訓練をすることを目的とはせずに、日常生活に身近な物理現象をわかりやすく解説することで物理学的思考のセンスを磨くものである。看護教育に永年携わってきた物理学教師が“物理嫌い”の学生の目をさまさせてくれる!

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館看護 N170||SA

    1989年の第1版から四半世紀のうちに第5版を重ねた本書は、看護における物理学の教科書として長年読み継がれてきています。日常的な物理学の知識から看護業務に関連する物理学の要素を丁寧に解説してくれています。
    付録「観察と思考の物理」では、物理学者から見た看護業務や研究における考え方や表現法が示されており、5-6ページのコンパクトな内容ですが参考になります。

    目次----------------------------------------
    1.重いものを持つにはどうしたらよいか
     A.力のモーメント
     B.てこの原理の人体中での応用
     C.筋肉の張力と関節にはたらく力の大きさ
     D.腰にかかる力
    2.看護ボディメカニクスの物理
     A.ベッド上の患者を起こす方法
     B.小さな力でも大きな効果が
     C.看護ボディメカニクスの物理的重点事項
    3.身近かな圧力
     A.圧力とは何か
     B.もし気圧が変わったら人間はどうなるか
     C.入浴とベッドの圧力効果
    4.呼吸器と吸引の物理
     A.肺はどのようにして呼吸をするか
     B.吸引(ドレナージ)
     C.サイフォン
    5.点滴静脈注射の物理
     A.ボトルごとの点滴セッティングの違い
     B.流量の調節
     C.ボトルの高さ
     D.滴下装置内の物理
    6.循環器の物理
     A.ポンプとしての心臓
     B.血液循環と血圧
     C.血圧が測定できる理由
     D.水銀血圧計の知識
     E.いろいろなタイプの血圧計
     F.血圧の重力による影響
    7.感覚器の物理
     A.感覚の大きさ
     B.聴覚の大きさ
     C.対数目盛を使った感覚範囲の拡大
     D.対数目盛の感覚で聞いている音程
     E.生理現象も対数関係
     F.感覚は変化に敏感で,時間とともに弱まる
     G.視覚の機能
    8.体温制御の物理
     A.身体各部の温度
     B.身体の熱流モデル
     C.体温調節のための機能
     D.身体の熱収支の計算例
     E.体温調節のための制御機能
     F.体温異常のメカニズム
     G.熱温存のための巧妙な仕組み
    付録 観察と思考の物理
     寺田寅彦全集より
    参考文献
    参考書
    練習問題の解答
    さくいん
    ---------------------------------------------------
    (もも)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=69271

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