緩和ケア・コミュニケーションのエビデンス ああいうとこういうはなぜ違うのか?

著者 :
  • 医学書院
4.08
  • (3)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260045865

作品紹介・あらすじ

「20%効果がある」「80%効果がない」──言い方によって患者の判断が変わる? 立って話すか,座って話すかで,与える印象が変わる? 臨床で出合うちょっと不思議な現象や,どうにもうまくいかない場面。その背景にあるのは,人間の心の特性や,個々人が培ってきた価値観の違いかもしれない。緩和ケアだけでなく,心理学,行動経済学の領域で蓄積されたエビデンスが,臨床での困りごとを解決するヒントを与えてくれる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先だって読んだ名郷本の中で、本書についておススメされているのを見て、是非にと手に取ったもの。これは良かった。具体的な会話例とか、まんましゃべっても成り立つくらい、しっかり考えられた出来。参考になります。

  • 他の臨床のコミュニケーション本と比較してエビデンスが多数記載されているのがイイ。ただし実際は例に挙げられたように、患者1人の説得に4時間をかけることは緩和ケア病棟でも不可能だろう。(部分部分を切り抜いて使うだけでも役立つとは思う。医療従事者でなくとも説得の手法を知りたい人間には◎)

    この本を一番オススメしたいのはむしろ、末期患者とのコミュニケーションの取り方に悩む家族かもしれない。

  • 本書は、緩和ケアの臨床化がコミュニケーションの場で出会う、「ああいう」のと「こういう」のとでどちらがどういう影響をもたらすのかをまとめた書籍です。どういう言い方をするとどういう反応が多いのか気になりますね。グラフを用い、エビデンスに基づいて解説されており、大変わかりやすいです。
    緩和ケアだけでなく、心理学、行動経済学の領域で蓄積されたエビデンスが、臨床での困りごとを解決するヒントを与えてくれるはずです。

  • コミュニケーションに悩む若手に贈る本。言い方ひとつ、とても大事。エビデンスが明らかであり、患者と話す立場であれば必要な知識ではないかと思う反面、エビデンスが全てではないことを理解する本。

  • 会話例が具体的でわかりやすかった

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/462590

  • 良い

  • 11月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003577380

  • N980

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

聖隷三方原病院緩和支持治療科

「2022年 『事例に学ぶ AYA世代のがん サポーティブケア・緩和ケア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森田達也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×