- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784260049269
作品紹介・あらすじ
小児がん外科医があるとき突然膀胱がんに。患者の痛みを知った医師はいったい何を思うのか。深刻だけど、ときどき前向き。そしてちょっとセンチメンタルな闘病記です。
感想・レビュー・書評
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2階闘病・体験 : WJ504/MAT : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167848
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/567337 -
M(遠隔転移)があればステージ4
なければT(原発腫瘍)」、N(リンパ節転移)で
1~3の診断
ステージ4なら全身病、原発巣の手術にはほとんど意味が無い
抗がん剤治療がメインになり生存率は10%台
腫瘍が膀胱粘膜に留まっていれば一安心
筋層に到達しているとステージ2~3
開業医が患者になった時、というジャンル
腎臓の数値悪くなり低タンパク質食(辛い)
軟性鏡の導入に大喜び
早いからシリコンカテーテル使わず金属棒で尿抜く
BCG療法で副作用、燃える尿道
結核菌を使うので排尿後はトイレに漂白剤入れて5分放置して流す
結核患者に膀胱癌が少ないところから研究
メカニズムは今ひとつ不明
丸山ワクチンも似た発想
ただ効果はないだろう、と言うのが著者の見方
「効果のあるがん治療にはそれなりの副作用がある」
主治医の交代、病院経営、受験期の娘2人
※著者肖像は娘さんかな?
最後に出てくる献辞がなるほど -
著者は小児外科医.松永クリニック小児科・小児外科院長.
さすがに,がんを専門とする医師が書かれた闘病記なので,内容は正確である(と,専門家ではない私でも想像できる).
それもさることながら,私が最も感銘を受けたのは,「もつべきものは医者の同級生である」ということ.同年代の医師ならではの,共感や気遣いが感じられて,気持ちよく読み進めることができた.
そして,読後すぐに思い出したのは,同じく医師による記録,頼藤和寛著『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記』である.頼藤さんは,手術後,ほぼ正反対の経過をたどられたようです.
2023.03 -
【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/468363 -
著者は小児がん外科医だけれど、自分の専門外の科については、医師でも意外と分からないものなんだなと思った。
言われてみれば当たり前かもしれないけれど、患者の立場になったときに、思った以上に普通の人と同じような不安を抱えていた。
症状が出はじめてから病気と向き合う中での、患者としての正直な胸のうちが語られている。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50297839 -
医師がガンになって、2回の再発、その間の心の浮き沈みが描かれている。心のなかに入ってくる医師はいないし、まして看護師から心のケアなど受けることはなかったと、、、。
そして、いかに死ぬか考えるようになった。夫婦で話あい、対話を深めている感じです。
ガンは2人に一人は罹患する疾患、でもいかに死ぬかは考える必要があるな。 -
読みやすいからか、身近な人の話を聞いている感じがした。ガンの不安も痛みも身に迫る怖さがあった。
いつか通る道なのかなぁと思えば、これは健康に気をつけなければと思った。
また、年齢や家族、知人、自身がガンだったり、医師や看護師だったりと、状況や立場、経験、体験によって本書の読み取り方が変わるだろうなと思った。
何年も何年も経ってから再読するのも面白そうだなと思う。