ほんとうにたいせつなもの: たいせつなきみ2

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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784264019459

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    4歳3か月

  • 人形たちのウイミック村では箱とボールを集めることが流行った。
    たくさんボールと箱を持っている人がいると、みんなに羨ましがられた。
    パンチネロも欲しかったけれど、そんなものを買うお金はない。
    あるとき、家にある本を売って、そのお金でボールと箱を手に入れた。
    けれど、高級な箱やボールを持っている人には叶わない。
    パンチネロは寝る時間を惜しんで働いて、箱やボールに興味のない友達と遊ぶ時間や友だちとの交流を経って働いて、終いには家まで売ってボールや箱をたくさん手に入れた。
    ウイミック村の村長の奥さんは箱をたくさん積んでその上に登りたがったし、村長は丘の上の一番高いところに箱をおいた人が一番えらいという決まりを作った。
    ウイミックたちは競って箱とボールを丘の上に運ぶけれど、前が見えなくて転んだりしている。
    パンチネロも丘を目指すけれど前が見えなくて道を外れて気が付けばパンチネロを作ってくれたエリのアトリエについていた。
    パンチネロはエリに出会い、今の自分が滑稽なことに気が付く。
    寝る時間や友達、家まで失ってまでほしいものだったのか。
    今、本当に幸せなのか。
    そのことに気付いたパンチネロは一晩エリのアトリエのわらの上で眠るのだった。

    みんなが集めている箱とボール。
    本当に持っていると幸せなのかな。

    流行っているものとかはコンプ心をくすぐられたりしてついつい夢中になってしまう。
    そのもののよさよりも集めることに集中してしまったり。
    頭では分かっていてもなかなかやめられない。

  • ブランド、流行り、見栄、プライド。
    人の価値ってそこじゃないんじゃないかなーと語りかけてくる。

  • 物質的なものでは人を計れないんだよ、ということを分かりやすく教えてくれるお話。ただやはり、宗教的な考え方でないと響かない部分もあります。

  •  木ぼりの小人、パンチネロたちの村では、はことボールを集めるのがはやっています。たくさん持っていると、えらくなったような気がします。パンチネロもみんなにえらいと思われたくて、はことボール集めにむちゅうになりました。
     そうして、パンチネロはたいせつなものをひとつ、またひとつとはことボールにかえていきました。
     はことボールをたくさん持ってるって、そんなにすごいこと? 

  • 目先のことにとらわれて本当に大切な目に見えないもののことを気付かせてくれる絵本。

  • 「たいせつなきみ」ほどの衝撃はないものの、
    やっぱり気持ちを温かくしてくれる。

    主人公の木彫りの小人パンチネロがかわいいんだよな。


    きみをしあわせにしてくれるもの
    ほんとうにたいせつなもの

  • 本当に大切なものって何だろう? それぞれに大切なものってあるでしょう。でも、本当に大切なものって、目に見、手に触れる事ができる物、物質なのだろうか。物に溢れた、物質主義の世の中に生きている私たち。…「それで、いま幸せかい?」って聞かれて「幸せだよ!」って言えたら最高ですが、多くは「うん~」って考えてしまうのではないでしょうか? 「かけがえのない、ほんとうにたいせつなもの」を知り、それに満たされた時にすべてが変わる。

  • なんで大事なものって、自分の手の中にあると色あせてしまうんだろう。
    手に取るまでは、あんなに輝いていたのに。

    もう一度思い出して。
    あなたのほんとうにたいせつなもの。

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著者プロフィール

1955年米国テキサス州生まれ。
現代米国のキリスト教界で最も強い影響力を持つ作家の一人。
現在もテキサス州サンアントニオのオークヒルズ・チャーチに牧師として奉仕。
優れた霊性で知られ、国内でも知名度が高い。
国内では複数の作品がいのちのことば社から刊行されており、福音派に人気がある。
代表作は絵本『たいせつなきみ』(いのちのことば社)。

「2020年 『ひと時の黙想 主と歩む365日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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