とにかくさけんでにげるんだ わるい人から身をまもる本 (いのちのえほん)
- 岩崎書店 (1999年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265006168
作品紹介・あらすじ
誘拐・性被害を防ぐ絵本。カナダの小学校で副読本として使われている絵本の日本版。保護者向けに役立つあとがき付き。お子さんと一緒に読んで自分をまもる力をつけてください。幼児から。
感想・レビュー・書評
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デパ-トや公園で迷子になったり、知らない人に声を駆けられたら...親戚のおじさんに、服を脱いで嫌なゲームをさせられたら...。 この絵本は、子どもたちに誘拐や性被害が起こりうることを教え、いざというとき、どうやって自分の身を守ればいいのか、自分の判断で危険な状態から逃げる知恵を諭した、親と子の共有意識を促す「いのちの絵本(岩崎書店)」からの一冊。
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子どもと一緒に読んだ。
大人に声をかけられたり、性的嫌がらせをされたりした時のかわし方が物語の形で書かれており、読みやすかった。
事前に目を通さず一緒に読み始めたので、ややハラハラしつつ読みましたが、「こうすればいい」という案を子どもたちがほぼ淡々とやって話が進んでいたので安心しつつ読めました。
どこまで響いたかわからないけど、最後まで静かに見聞きしてくれてた。手元に置いておいて何度も読み返して理解してほしいなと思った。 -
今の時代、大人にも子どもにもぜひ読んでほしい一冊です。こんな時、どうすればいいか、こんなことがあったらどうすればいいか、また、子どもがこんな目にあった時、大人はどう対応したらよいかがわかります。
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太田啓子さんの本に書かれていたので早速。
寝る前の読み聞かせには向かないと実感したが(子供を不安にさせてしまうので…)、とても重要な本。
今までの学校教育だと、この本の前半にある「知らない人について行ってはダメ」という部分までしか教えていないと思う。でも実際の性被害の多くが顔見知りや親戚だというデータを見ると、本の後半(マンションの掃除人や親戚のおじにいたずらされる)部分からこそ子供を守る必要があり、ここをしっかり伝えなくてはと思う。そして被害にあったことで怒られたり注意されたりすべきではなく、全ては加害者が悪いということも!(被害者が未成年であれ成人であれ!)。
読んでいて、本の中の子供が可哀想で辛くなり、親子で涙を堪えて読んだが、新たな被害を増やさないためにぜひ多くの子供たちによんでほしい。 -
悪い人から身を守る本
*保護者は、誘拐や性被害から自分の身を守る方法を教える必要があります。この絵本はそのきっかけ作りに丁度良いと思います。 -
子どもにも大人にも読んでほしい本。具体的なんだけど、その緊迫した感情がありありと描かれているわけでなく、淡々とやるべきこと、対応方法が説明されてあり、成功例として読める。
この世の中、子がいる家庭では必要な話だと思うので、そのきっかけにいい。
絵本は、子どもに何か大事なこと、伝えにくいことを伝えたいときに、間に入ってくれる便利なアイテムと改めて実感。 -
痴漢なんて、やる方が絶対悪い。
だけど、やめてください、って言えなかった。
激混みの電車で問題を起こしたら他の乗客さんに迷惑がかかるかも。
なんて言ったら、どうしたらいいのか、
分からなかった。
性的な嫌がらせを受けたら具体的にどうするか。
なかなか教えては、もらえないから。
怖いけど、こういう本を手引きに自分を大切に扱うことを小さい弱い人たちへ伝わっていったらいいのにな、、、って思う。 -
り。1189
5y10m
じ。549
3y3m -
原題は、"You can say 'NO'."。
子どもは、この本の日本語タイトルの通り、「とにかくさけんでにげ」ればいいとして、大人はどうすべきなんだろうか。
その難しい意思決定をできるようになることそのものが、実質的に大人になるということなのだろうか。
ht...
https://books.j-cast.com/topics/2023/02/09020425.html