100グラムのいのち ペットを殺処分から救う奇跡の手 (ノンフィクション・生きるチカラ 11)
- 岩崎書店 (2012年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265042975
作品紹介・あらすじ
すてられたペットを救う活動を続ける、動物愛護団体ミグノンの友森玲子さんの活動を追いながら、動物のいのちについて考えます。3.11東日本大震災被災地での保護活動の記録も。
感想・レビュー・書評
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100グラムのいのち…動物たちが生き残れるかどうかの境目の重さ。
重たい…とても重たい。
安易に失われようとしている命を救おうとする人はとても美しい、そう思った。そこにあるのはただただ行動する姿勢のみ。ためらいなどひとかけらもない。こんな生き方もあるんだな。 -
うちのみーちゃん(猫)も向かいの家の車庫で一晩中鳴いていて、次の日にうちで引き取った。そのときは200グラムだった。今は2000グラム以上。元気に育っています。同居の母のペットです。
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捨てられてしまったペットたちを救う愛護団体の活動を描く。命を預かることの責任の重大さを知るノンフィクション。
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動物
ノンフィクション -
・被災地でのペットの保護や捨てられたペットの保護など、ペットを殺処分から守る活動を続ける友森玲子さんの話です。動物の命を通して、自分たちの命についても考えさせられる本です。
・玲子さんという人が動物の殺処分をさけるために、じょうとう会をひらいて、いろいろな人に動物の命の大切さを知ってもらっていました。殺処分の動物が最近増えているから、少しでも殺処分の動物を減らすために頑張っていたことがとても印象的でした。 -
図書館でコーナーが設けられていたので気になって手に取りました。
動物愛護団体ミグノンの友森玲子さんの活動記録。殺処分されそうだった動物たちを救い、ケアし、大切にしてくれる里親探しをしたりしています。被災地での懸命な救出活動も行ってきた様子も書かれていますが、とても尊い活動だと思います。
1匹1匹とても大切にしているのが伝わってきます。
捨てられて、おびえ、表情を失っていた動物たちも、優しい里親や一時預かりさんのところで徐々に元気と明るさを取り戻していく様子に、涙が止まりませんでした。人と動物が心を通わせている姿に心が温まります。
現状、殺処分がなくなっているわけではなく、まだ全部の命が救えているわけではないけれど、命が粗末にされないために自分にできることは何だろう、ペットとはどんな存在だろうと、自分に問いかけ、考えるきっかけになる1冊だと思います。 -
友森さんのパワーの源は何なのか?いつもそのパワフルさに感動してしまう。
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動物愛護団体「ミグノン」の友森玲子さんの活動を紹介した1冊。
保護された野良の子猫が生き延びることのできる境目の体重が100グラム。厳しい。。。 毎日 友森さんのブログからも 大変さが伝わってくる。 -
ランコントレ・ミグノン代表の友森玲子さんの活動の一部を紹介している本です。私もこの団体にボランティアとして参加していますが、友森さんの活動や考えが実例を通しながら伝わってくる本でした。この本を通して少しでも多くの人が殺処分の現状やそれを阻止する活動に興味を持ってもらえばと思います。