- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265054831
作品紹介・あらすじ
カホはちょっとぶきような女の子。さかあがりもできないし、すきな子ともなかよくなれない、どうせ、あたしは…と思ったらかげが地面からぬけだした!あたしの体、消えちゃうの!?
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
[墨田区図書館]
引っ込み思案でマイナス思考のカホが、影と入れ替わってしまうことでより積極的にプラス思考になれるお話。こういうお話を沢山読んで、早く理解してほしいな。ほぼ同時に読んだ「大きい1年生と小さな2年生」、「きょうりゅうサイダー」もちょうどこういうお話だった。もっとこの手の話を探して読ませてみるか。。。 -
「どうせ、あたしなんか…」が口ぐせになってしまっている4年生のカホ。さかあがりができず、やっぱり「どうせ、あたしなんか…」と思っていたら、足もとのカホのかげが地面からぬけ出し、カホのすがたに!本物のカホの姿は、他の人から見えない。カホといれかわったかげは…。
-
ぽっちゃり体型のカホは、体育の授業でさかあがりができなくて
みじめな気持ちになった。
友だちのリサも、あと少しのところでできそうだったので、
練習を一緒にしよう、とさそってきた。
でも、上手にできる竹下さんに教えてもらうというのが、
カホには受け入れられなくて、ついリサにきつい言い方をしてしまった。
リサをおこらせてしまったカホは、あやまる勇気もなく、一人でブランコに
のって、いじけていた。
すると、カホの影が、もう一人のカホになって現れて、
カホが練習したくないなら、自分が代わりにカホになって、リサと一緒に
練習すると言い出した。
いくら練習したって、カホがさかあがりができるようになるなんて
考えられなかったので、カホは影の好きなようにさせてみた。
カホの影は、さっそくリサにあやまったり、カホがはずかしくて
言えないことまでどんどんしゃべって、なんだか今までのカホより
ずいぶん明るくなっちゃって、カホはおもしろくない。
しかも、本物のカホは、どうやらみんなには見えないみたいだし。 -
体育の時間、逆上がりができず恥ずかしい思いをしたカホ。昼休みに友だちに練習を誘われたけど、いじけてケンカをしてしまう。「どうせ、あたしなんか…」と思っていたら、なんと、カホは自分の影と入れ替わってしまう…
-
カホは逆上がりが苦手。
それに人見知りだし、つい口ぐせで「どうせ、あたしなんか…」ってつぶやいてしまう。
そんなとき、足もとのかげが起き上がって、カホといれかわってしまい―。
「逆上がりが苦手」って、あるよね。私もそうだった。
でも、がんばるか、がんばれないか。
あきらめるか、あきらめないか。
自分の心の才能をどれだけ磨けるかってことなのかもしれません。