さよなら、ぼくらの千代商店 (物語の王国 2-12)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 63
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265057924

感想・レビュー・書評

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  • 連作短編集。
    悩みを抱えた子どもの前に現れる不思議なバスに乗ると、もっと小さい頃に行っていた千代商店に着く。
    子どもたちの悩みは深く、簡単に解決できるようなものではない。
    それでも子どもたちが少し光を感じられるように変化する様を丁寧に描いていて、良い作品だった。
    読み終えてタイトルを見返すと切ないなぁ…。

  • これは良かったな〜
    「ここではないどこかに行きたい」と思った時、目の前に現れる小さなバス。4つの短編連作集。
    千代ばあちゃんに会い、自分が小さかった頃の事を聞いたり、少し話をするだけ。けれどそれでみんな温かい気持ちで元の場所に戻っていくことができる…千代ばあちゃんが大きくて温かい。
    4番目の『つながるハナウタ』が特に良かった。

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著者プロフィール

中山聖子
1967年、山口県に生まれる。日本児童文芸家協会・日本文学者協会会員。「夏への帰り道」(のち『三人だけの山村留学』として学習研究社にて刊行)で小川未明文学賞大賞。「チョコミント」(のち『チョコミント』として学習研究社にて刊行)でさきがけ文学賞。ほかの作品に、『さよなら、ぼくらの千代商店』(岩崎書店)、『雷のあとに』『パパはカッパか!?』(文研出版)などがある。

「2022年 『はっけよい、子ガッパ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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