- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784265068081
作品紹介・あらすじ
ロサンゼルスでおきた暴動事件(1992年)に遭遇したひとりの少年が見たものは、そして感じたものはなにか…人種のるつぼといわれるアメリカ社会がかかえる問題をひとりの少年の目を通して静かに、そしてあたたかくえがく。コルデコット賞、アメリカ図書館協会優秀児童書賞、父母選定賞、学校図書館ジャーナル年間最優秀図書、パブリッシャー・ウィークリー児童書ベストセラー賞他、多数の優秀賞に輝く秀作絵本。
感想・レビュー・書評
-
〝母さんとぼくは、窓のかげから、外の様子をじっと窺がっている。灯りのついていない部屋の中に、夜が拡がっていく。腕の中では、猫のジャスミンが震えている。アパ-トの下の通りで、さっきから暴動が始まったんだ。母さんは言う「人はね、あんまり腹が立つと、どうしようもなく何かをぶつけたり、壊したくなるだろ。そうしてるうちに、何が正しくて、何が間違っているかなんて、どうでもよくなってくるのさ」〟・・・偏見と人種差別が渦巻く社会で起きたLA暴動事件(1992年)を描き、コルデコット賞を受賞(95年)した大人の絵本。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1995年 コールデコット賞受賞作品
-
<閲覧スタッフより>
「わかり合ってみれば、好きになるかもしれない。好きになったら、もう、あらそう必要もなくなります。」(本文より)
著者のことばです。このことばの重みをひしひしと感じる作品です。お互いを知ることってとっても大事ですね。
--------------------------------------
所在記号:726.6||カシ||8
資料番号:10185797
-------------------------------------- -
13'00"
1990年代 アメリカの治安の悪い地区で暴動があり
その地区に住んでいる親子の1日の話
高学年以上
あとがきまで読めるとよい。
強烈なピカソのような絵と
色々な素材を組み合わせた掲示板のような写真で構成された、印象的な絵本。
訴えたいことが、強いのが伝わる。
#SDGs10
#SDGs16
#人種差別
#暴動
#平和
#小学校読み聞かせ
#高学年 -
<閲覧スタッフより>
ロサンゼルスで実際に起きた暴動事件を元に、人種問題や差別について知り、考えていくことの大切さを見事に描き出した一冊。その真摯なまなざしを表すかのような力強い絵も印象的です。
--------------------------------------
所在記号:726.6||カシ||8
資料番号:10185797
-------------------------------------- -
人種問題は、まだまだ発展途上ね…
-
みんなで仲良くしたいものです。
-
1992年のロス暴動でのおはなし。
何も知らずに読んだので、黒人と白人の人種差別の問題かと思った。
コラージュを使った絵も独特で、人種が読み取れない感じが良いと思った。舞台はロス暴動でも、作者の言いたいことは、暴動の影にある何も知らない子供たちや、動物を通じて、人種を越えた和解というか、友情。
あとがきは必要なかったかもしれない。
「いつかどんぐりの木が」の作者。