なきすぎてはいけない (えほんのぼうけん3) (えほんのぼうけん 3)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 273
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265070237

作品紹介・あらすじ

人はだれでもいつかは亡くなります。おじいちゃん子だった孫にとって祖父の死は最初の試練かもしれません。愛しい孫へ、勇気づけ希望になるメッセージを残したい。そんな思いが全篇からにじみ出てきます。

感想・レビュー・書評

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  • これはいい。最初のページでもうグッとつかまれる。
    おじいさん版「ちいさなあなたへ」という趣。

  • 7歳からおすすめ。
    親子での読み聞かせでゆっくりと読みたい。
    読後は、自分と父母とも語りあいたくなった。
    作者の理想は、そこにあるように思う。

  • 私が居なくなったら孫たちは泣いてくれるのだろうか。
    泣いてくれなくてもいいけど時々思い出してほしいなあ。
    私はずっと孫のことを心配し続けるのだろうなあ。
    人は実際に死んだときと、生きている人から忘れられたときが本当に死んだときだと何かで読んだ気がする。
    孫とおじいちゃんの確かな絆の話だった。

  • 《図書館》【再読】私は、我慢するより、別れの時は、思いきり泣いた方がいい。

  • 大切な大好きな人が亡くなった時に、またこの本を読み返したい。

  • 去るものは勝手なことを言う。
    でも去るものだから言ってもいいんだろう。
    届かないのだから。
    泣きすぎても、泣かなくても、生きていくのだから。

  • おじいちゃんから孫へ送るメッセージ。
    亡くなったことを知らない孫へ。
    知れば泣くだろうと…
    だけど弱虫は好きだ。人の悲しみを思いやれるから。

    泣いてもいい でも泣きすぎてはいけない

    わたしがすきだったのは
    わらっている おまえだったのだから

    最後の言葉が心に沁みる

  • 祖父からの孫へ 心に残るメッセージ〜孫と過ごしたことは、いろんなことが記憶にありますが、たいがいの人はいつかは死んでしまいます。孫からすると祖父が亡くなってからも時々思い出すことがあります。そして自分に孫が生まれて来たときにまた祖父のことを思い出したりするのです。

  • 大切な人との別れや死についての話なので、子どもに合ったタイミングで、その子と信頼関係のある大人が、無理なく必要な時に読んであげたらいいと思う。

    「人はだれでもいつかは亡くなります。おじいちゃん子だった孫にとって祖父の死は最初の試練かもしれません。愛しい孫へ、勇気づけ希望になるメッセージを残したい。そんな思いが全篇からにじみ出てきます。」

  • お兄ちゃんはわたしの「しあわせをいのっている」のだろうか。もしそうだったなら、勝手に死なないでほしかったんだけど。
    うーん。お兄ちゃん自身のことと、わたしのこととは、別々のことになるかな…?

    「わすれていい わたしのことは
     わすれたくとも わすれられないのだから」

    「でも ときは わすれさせてくれる
     それは やさしい いのちのしくみ」

    「ないてもいいけど なきすぎてはいけない」

    わかるんだけど、このままでいいのかなぁとか、おもうのだけど。
    お兄ちゃんが好きだったわたしは、少なくとも、いまのわたしのようなひとではないのだろうな。

    でも、いつかわたしが亡くなったときは。
    生きてるひと達に忘れられていいし、笑っててもらいたいかな。

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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