- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265072187
感想・レビュー・書評
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この内容で約1000円というのは…(-_-)作家のファンじゃないと手は出せないね。
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小学生向けの小説だった。でも、意外にも面白かった。芸能界と音楽についての話なので読みやすかった。
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確認先:稲城市立中央図書館
随所に「水曜どうでしょう」のオマージュが溢れているために(次回予告と書かれたコミックページはその最たるもの。脳内でガメラのテーマソングが流れたほど)、そうしたオマージュとの間で清算する作業を強いられる。イメージとしては「四国R-14」が下地になって、そこに少女文学のエッセンスが加算されているような印象だ。悪い作品ではないが、どうもなじみにくいという印象はついてまとう。
岩崎書店のYAフロンティアシリーズは実物を確認するのは初めてだが、どうやら、YAと呼ぶには少々児童書のきらいがあるなとも実感(岩崎書店はもともと児童書の版元である。余談だが、同書を購入した目黒区立図書館の場合、本書をYAコーナーではなく児童書コーナーに入荷している)。とはいえ、そこにあるのは恋よりも青春まっしぐらという筋道。ここまでやられると、子どもの心理を少々誤解なさっておいでかと不安になってくるのもやむを得ないか。
続編よりもまずは児童心理の方での清算が先といって糾弾するか、恋愛を主体に押し出さなかっただけマシと評価するか悩ましい作品であることは間違いない。