ねこまた妖怪伝

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 44
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265801398

感想・レビュー・書評

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  • この本も、定期便で来たやつだっけ⁇
    妖怪の出てくるお話って、アニメとか実写のは見たことあったけど、活字ではあんまり読んだことなかったかもしれない。
    挿絵が多く、アニメっぽいタッチだから、子どもも違和感なく読めるんじゃないかな⁇
    尻尾が2本ある猫ミィは飼い主のあやめおばあさんと死に別れ、はるばる新天地を求めて町にやってくる。実はミィは妖怪猫又で、人間の言葉を理解するだけでなく、喋ることもできたもんだから、これまでいた地域では気味悪がられていたからだった。たどり着いた公園で出会った小学生の女の子まなか。この子は想像した生き物(妖怪)を現実に生み出してしまうという自分でもまだ気付かない不思議な力があった。その力を知ったカラス天狗が、まなかを拐って行ってしまう。妖怪ハンターのおじいさん、雪女の雪乃、九尾のキツネだが人間の少年として暮らしている葛葉らと協力して、まなかを救い出す話。
    それぞれにキャラが立っていて、それぞれの葛藤もあるところが面白い。
    ハッピーエンドだけどちょっと切ないラスト。

  • 978-4-265-80139-8
    C8393\1200E.

    ねこまた妖怪伝
    2004年 4月30日 第1刷発行
    2010年 7月30日 第十刷発行

    著者:藤野恵美(ふじの めぐみ)
    画家 筒井海砂(つつい みさ)
    発行所:岩崎書店

    カバー袖より
    さみしがり屋の妖怪・猫又のミィは、
    ふしぎな能力を持つ人間の女の子、真中と、公園で出会った。やさしくされたミィは、まなかと仲良くなりたいと願う。
    だが、謎の男があらわれて、まなかをツレさってしまった!あったかくて、ちょっと切ない、ハートフル冒険ファンタジー。
    第2回 ジュニア冒険小説大賞

    手にした理由
    ジュニア冒険小説大賞を受賞した他の作品がとても楽しかったので、ほかの受賞作も読んでみたくなったから。こちらは第二回の受賞作で 重版もされているようですが、絵がマンガでかなりがっかりしてます。
    作品はこれから読みます。

    ---
    主人公は ミィという猫又と小学生の「まなか」という女の子。猫(猫又)はともかく、小学生の女子が主人公ということは、読者ターゲットもそこにあるんでしょうね。2004年の初版だから、当時の絵なのでしょうけれど、これは好みがわかれるところ。

    主人公は小学生の女の子なので、ターゲットもそのくらいとすると、この猫又は可愛いと受け入れられるのでしょう。記憶に残るかは、わからないけど。

    ストーリー的にはかなり無理のある感じですが、設定は、続編などにつなげやすい感じです。
    -------------------------
    この作者さんはたくさんの作品があります。※メモに

  • 小学生向けですが、楽しく読めました。

  • デビュー作のはず。
    だからいろんな要素がぎっちり入ってます。入りすぎかもね、でもきっちり面白い。
    それにしてもこの絵はなあ、小説に合ってない気もするんだけど。

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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。2004年、第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞した『ねこまた妖怪伝』でデビュー。児童文学のほか、ミステリーや恋愛小説も執筆する。著書に、「2013年 文庫大賞」(啓文堂大賞 文庫部門)となった『ハルさん』、『初恋料理教室』『おなじ世界のどこかで』『淀川八景』『しあわせなハリネズミ』『涙をなくした君に』、『きみの傷跡』に連なる青春シリーズの『わたしの恋人』『ぼくの嘘』『ふたりの文化祭』などがある。

「2023年 『初恋写真』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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