世界をみちびいた知られざる女性たち (3) グレース・ホッパー プログラミングの女王 (世界をみちびいた知られざる女性たち 3)
- 岩崎書店 (2019年10月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265851287
作品紹介・あらすじ
コンピュータープログラミングの歴史に残るグレース・ホッパー。
科学や数学に秀でていたグレースは誰もがコンピューターを使えるように、人間のことばを読み取るプログラムを作りました。
今まで大きく取り上げられることがなかった、しかし確かに大きな功績を残していた女性たちを取り上げた、新しい伝記絵本のシリーズ。
感想・レビュー・書評
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海軍でプログラマーとして活躍した、というかその道を切り開いた、グレース・ホッパーという女性の伝記絵本。
ケイティ・ウーによる絵が幸福感に満ちていて元気が湧いてくる。
コンピュータでプログラムを書くという発想をし、実行にうつした最初の人。
当然ながら、常識や因習にとらわれない、型破りの人だったようだ。
こんな一節が刺さった。
「ひとは変わるのがこわいのです。『今までとおなじでなにがわるい』そんな考えには反対です。」
そうそう、Mark Ⅱというコンピュータが動かなくなった際、その原因が内部に入り込んでいた蛾の死骸だったということから、コンピュータの不具合を「バグ(虫)」と呼ぶようになったという豆知識を得られて、ちょっと得した気分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカ海軍のプログラミングを生涯行う。
コンピュータの言葉がわからない人もコンピュータとしゃべられるようにした人。
世界で始めて虫によるコンピュータバグを見つけた人。
今までと同じでなにが悪い…という考えに反対していた。
〇生き生きと仕事を楽しんだんだろうなあと思う。1と0の世界で働きながら、緑の妖精やドラゴンを心に住まわせていたのだな。
誇りを持って取り組んだお仕事で、彼女の本分であることは理解している。その恩恵にあずかって暮らしている。ただ彼女の偉業とは別に、少しだけ軍のプログラムというのがその先を想像してしまって、しんどい気持ちになる。勝手だなとは思う。 -
プログラム、01を文字に変えた女性。性格は好奇心旺盛やりたいことはやる。
米海軍に軍属するも60歳で退役させられるが、6ヶ月だけ引き戻されそのまま20年軍属。最終階級は准将。すげー。
米国では英雄です。バグという言葉もこの方発祥。絵本形式で好きなことをとことんやる事がどれほど楽しいか、なぜ?を解決に導く考え方。とても素晴らしい考え方を学べます。 尊敬に値する方です。物事の考え方を子供に教えるのにちょうどいいかも。難しい言葉も出てこないので。
by 遊月
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言葉を読み取るプログラミングを作った女性グレース・ホッパーの物語。もっと知られているべき人物ですよね。
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米海軍 ミサイル駆逐艦 ホッパー
の由来となった女性。
とことん追究する才能が素晴らしい。 -
ママの仕事を少しでも知ってもらいたく、読んでみたけど途中で飽きてしまった。
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11452252 -
ローリー・ウォールマーク (著), ケイティ・ウー (イラスト), 長友 恵子 (翻訳)
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現代のパソコンの基礎となるようなプログラミング言語を考えたホッバーさんの伝記。
アメリカの学問の懐の広さを感じた。