- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265851454
作品紹介・あらすじ
厳しい寒さの大地で家族とはぐれてしまったおおかみの子。
出会ったしろくまにわが子のように育てられ独り立ちしたある日吹雪の中で出会ったのは…優しさが巡り続ける物語。
感想・レビュー・書評
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おおかみの子とシロクマのお母さん。
本当のお母さんでなくても、優しく優しく愛情を持って育てました。そして一人立ちを見送りました。
絵が可愛すぎて、優しすぎて涙が出ます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
種類がちがったって、親の愛はきちんと受け継がれていく。
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〝厳しい寒さの大地で、お母さんと逸れてしまった狼の子は、一匹のシロクマに拾われます。巣穴に戻ったシロクマは、狼の子を舐め、綺麗にしてあげました「お母さんじゃなくても、あなたが大きくなるまで、わたしがちゃんと傍にいる」...狼の子はすくすく育ち、独りだちする...その狼が吹雪の中で出会ったのは、一匹の子熊でした…優しさは誰かの心に繋がって、巡り続ける。 季節のように、命のように、ぐるうり、ぐるうり。何度でも・・・〟<ケイト・バンクス>のこころ癒される絵物語。
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群とはぐれてしまったオオカミの子どもが出会ったのはシロクマ。
我が子のように大切に育て、生きる術を教えていく。
それでも旅立ちの時は訪れ、後に大きくなったオオカミは迷子になったシロクマの子どもに遭遇。
育ててくれたシロクマのように、
同じ優しさを与えていく。
誰かから受けた優しさは、
リレーのように繋がれていく。
そういう優しさの輪がどこまででも広がっていけばもっと素敵な世界になるんだろうな。
シンプルな線で描かれた2匹と、
丁寧に描かれた背景が美しくもどこか物悲しく優しい。 -
愛情が受け継がれていくところが素敵。優しさの連鎖。こんな世の中であってほしいと思う。
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あなたがおおきくなるひまで
いっしょうけんめいに生きる命
見守り保護することを、必要とする側と守り与える側
大人として生きる命として、守り与える存在でありたいと、思いました。
小さくて未熟な他の存在に、明日から少し、優しく接したいと思わせてくれる本です。 -
創られた物語ではあるのでしょうが、たまらないですね。群れからはぐれたオオカミの子どもがシロクマから助けられて育ちます。時間が流れ奇跡的なことが起こります。
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4歳1ヶ月
優しさが繋がっていく。すごく好き、ではなかったみたいだけど、読んであげると静かに聞いていた。 -
1匹の子供オオカミが白熊と出会い守ってもらい
その大きくなったオオカミは小熊を守る
という優しさが循環した物語
よそから頂いた感謝の気持ちを
他の方に恩を送る、という理想的な生き方が描かれていた -
しろくまからおおかみの子へ、おおかみからこぐまへ、優しさが繋がっていくお話。
「ありがとう」という感謝の言葉は出てこないのに、おおかみがそう思っていることは伝わってくる。
してもらった恩に対して感謝をするのは当たり前だけれど、自分は言葉に頼りきっていたのかもしれないなあ、と思った。
自分が受け取った他人からの優しさが、名前も知らない誰かから繋がってきたものなのだとしたら、それってとてもステキなことだ。
この絵本を読む前と比べて、読了後はなんだかちょっとだけやさしくなれた気がする。