- Amazon.co.jp ・マンガ (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014703
感想・レビュー・書評
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ついに終わってしまった
30巻読破したという達成感、満足感よりも喪失感の方が大きい
何の喪失感かというと、劉備玄徳、関羽、張飛が桃園の誓で義兄弟の契りを結び、漢朝復興を志し、その意志に諸葛孔明が力を貸し、数多くの武将や家臣たちが命をかけ築いてきた蜀がいとも簡単に滅んでしまったこと
自分亡き後、起こるであろうことを予想し、用意周到に言い遺してきた孔明は、この事実をどう見ているのだろう
孔明がなくなるや否や、いろんなところに綻びが見え始め崩れ始めた
それは蜀だけでなく、魏にもだった
考えてみると、孔明によって支えられていた蜀であり、魏や呉だったのかもしれない
やじろべえのようにただ孔明という一点でバランスが取れていたかのようだ
万人の幸せ・平和を考えて止まなかった劉備の息子劉禅があんなに愚かだとはかえすがえすも腹立たしい
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魏の国境に攻め入った呉は、甚大な損害を出して敢え無く引き揚げます。その報に接した孔明の落胆は激しく、夜空の星々を仰ぎ見て天命が尽きると悟ります。孔明は忠臣の姜維(きょうい)に自著の兵法24編を託し、54歳で没します(西暦234年8月)。魏延(ぎえん)の謀反を鎮圧した姜維率いる蜀軍は、司馬懿仲達亡き後の魏討伐を仕掛けますが、酒と色香に溺れる日々の蜀帝・劉禅(りゅうぜん)の成都は厭世気分が広まり、魏軍に降伏してしまいます。剣閣で抗戦中の姜維は勅命に従い魏軍に下り、ここに蜀は滅亡するのでした(西暦263年)。
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もっと若い時に読んでいたかった
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名作横山三国志の最終巻。孔明の死も名シーンが有名ですが、私は姜維が剣を石にぶつけるシーンもこっそり好きです。吉川版三国志をこの後に読むと「ああ!こんなシーンあったあった!」と懐かしい思いで一杯になります。(その逆も然り。吉川から読んでも、張飛のサイズってこんなだったのか!と思うらしいですBy友人談)是非吉川版三国志と一緒に読んでみてください。
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蜀も魏も【呉も】孔明の死後、内から崩れていく。姜維はもともと魏の将だったのに、蜀のためにかなり貢献している
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三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。 -
2022年5月25日
感想を書きます。よくままチョビ猫さんと似ている時間帯ですが30巻読み終わりその後に南蛮にいる孟獲がどうなったか気になります。 -
終ってしまった…
晩年は、回想で劉備、関羽、張飛、趙雲がでてくる度に泣けてしまう
いまは亡き国の英雄たち -
全30巻