ダルビッシュ有はどこから来たのか

著者 : 松下茂典

• 潮出版社 (2013年3月5日発売)

作品紹介・あらすじ

"世界No.1"をめざして。イラン人の父と日本人の母の間に生まれた「ダルビッシュセファットファリード有」初の評伝。

感想・レビュー・書評

[skmtさんの感想 · 2021年12月9日]

ダルビッシュ選手の育ってきた環境や学生時代、プロ野球からメジャー挑戦までをまとめた本。

ご両親や友人、かつてのチームメイトの話が随所に入っていてなかなか興味深かったけれど、ダルビッシュ選手本人がYouTubeで東北高校時代の話や日本ハム、日本代表時の話を喋っているのを観てしまっているので、ほぼほぼ聞いたことのある話だった。（少年時代、いじめられた話は知らなかった）

2017年のワールドシリーズでドジャースが勝っていたら、ダルビッシュ選手は本当に世界No.1投手になれた。けれど実際には組織ぐるみでサイン盗みをしたアストロズの打線が爆発。ドジャースは勝てなかった。
アストロズの不正が明らかになった後、ダルビッシュ選手はYouTubeでとても冷静に語っていた。世界No.1レベルのかっこよさだった。

メジャーリーガーでありながら、YouTubeで発信し、Twitterでレスバトルをするダルビッシュ選手。最高の存在だ。
現役を退いたら、サンデーモーニングで「喝！」を入れる人になってほしい。

[skylarkingkyさんの感想 · 2013年4月6日]

イラン人である父と日本人の母のアメリカでの出会いから大リーグ一年目までのダルの半生記。

ダルビッシュの内側というより外側から見ている感じ。
直接聞いた話がすくないと感じました。

[松井まさよしさんの感想 · 2013年3月8日]

ダルビッシュ選手の昔が知れる本。本人が書いたわけではないので、本人が書いた自伝本を読みたいなと思いました。

著者プロフィール

　1954 年石川県生まれ。スポーツノンフィクションライター。著書に「神様が創った試合――山下・星稜VS 尾藤・簑島――延長18 回の真実」「日本シリーズの決定的瞬間――その時、指揮官は何を決断したか」「ダルビッシュ有はどこから来たのか」「原貢のケンカ野球一代」など多数。

「2019年 『東京オリンピック１９６４』 で使われていた紹介文から引用しています。」