- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267022531
作品紹介・あらすじ
第1章:豊かな「死」とはなにか
第2章:此岸と彼岸を分けるもの
第3章:「死」の受容~被災者とともに~
感想・レビュー・書評
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がんばらないから20年。緩和ケア、看取りに対してどう取り組むのか。
かつての日本人にとり、死は大変身近なものであった。自宅で亡くなり、最後の瞬間に立ち会う事で大切なメッセージを受け取り、死を受け入れていく。
自然と死の恐れはなくなっていく。形式的で簡略化しがちな葬儀であっても、精神的ケアという大切な役割がそこにはある。
規則正しい生活で免疫力を高める事でコロナ時代を生き抜くことを提唱している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「どんなにたくさんの『死』に関わっても、死には疑問が残る」―そう語る著者は、医師として多くの人を看取ってきた。 人には必ず「死」が訪れる。にもかかわらず現代人は「死」を語ることを忌み嫌い、向き合うことを避けようとする⁉️そして自らの「死」について、自己決定しないがゆえに、望まない延命治療や残酷な最期を迎えてしまう。 果たして「死」は怖いものなのか。 自ら末期がんを患った緩和ケア医、「あの世」について研究している大学教授、死者と通じ合うユタやノロ、死と隣り合わせだった東北被災地の人々:「生と死のクッション」そしてコロナ禍が突き付けた厳しい現実。 豊かな「死」を取り戻すために奮闘する人々との対話を通じて、著者がたどり着いた「死」の実像とはカマタ流の温かくて柔らかい「人生の終(しま)い方」‼️PPH、NNK?
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図書館で旬の題名に惹かれて、借りて読んだ。
しょっぱなから「まるごと一冊「死」について書きたいと思った」の文章が目に入る。え〜!これは死について書かれた本!
コロナに感染しないようにするヒントについて書かれた本と思っていた私は一瞬戸惑ったが、この手の本には関心があるので一気に読んだ。
ホームホスピス「かあさんの家」、暮らしのなかの看取りに感動した。
印象に残った文章
⒈ ピンピン生きて、ヒラリとあの世に逝く。
⒉ 葬儀や法事は悲嘆の緩和教育
⒊ 夢や希望は持てないかもしれないけれど、目標なら持てる。
⒋ 怖がりすぎないことが、コロナ時代の生き方のヒントである。
⒌ 自然免疫で感染は防げる。
⒍ ウイルスは一個では感染しない。
⒎ 死をやみくもに恐れる必要はない。遠ざける必要もない。「死」は人生にとって大切な一瞬であり、人生の大事業なのだ。