スティーブ・ジョブズの流儀

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270004210

作品紹介・あらすじ

ビジネスとは、生きざまの証明。世界を変えられると本気で信じる人間こそが本当に世界を変える-。愚直なまでにおのれの信念を貫く男の素顔を、アップルコンピュータを12年以上にわたり追いつづけてきた著者が圧倒的な取材力で描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • ジョブズ本3冊目くらい。ジョブズ本はその人生を書くだけで、そこらの小説よりも読み応えがある。
    なので、読んでて楽しさはあるのだけれど、自分の人生にとって役に立つかは微妙なところだった。
    この本もそういう意味では面白いけど、それでおしまいな部分が大きい。
    ただ、今までに読んだ本より良かった点がある。
    ジョブズの実務的な面が具体的に記されているので、
    ジョブズ(Apple)の考え方はどのようにして行われているのかが垣間見える。
    個人的に感じた点としては、製品の開発レビューの方法だ。
    技術部隊だけでなく、外部デザイン・販売部門も基本デザイン部から関わり、
    何度も「やり直し」が行われるという方法。
    どう考えても時間がかかって非効率であるとは思うのだけど、
    それが最高の製品を作るエンジンであるという事実。
    最も興味深いところだった。

  • 板橋

  • 現代のカリスマ。
    人を使うのが上手い人なんだな。

  • 図書館
    挫折

  • スティーブ・ジョブズの流儀

  • ・ジョブズが経営を引き継いだときアップルには数多くのモデルがあり、名前が紛らわしかった。
     Performa5200CD, Performa5210CD, Performa5215CD, Performma5220CD とか。

    ・ジョブズ「すべてがシンプルに。集中と簡潔が私のモットーなんだ」

    ・フォーカスとは、みんなイエスと言っているときに自信を持ってノーと言うことである。
      例えばiMacにはフロッピーをつけなかった。

    <private>

    ・ソニーは発売時に多様なモデルを売り出す。選択肢が多いのは顧客にとって良いことだとされる。
    ・ソニーがユーザーの声を聞いていたらウォークマンを発明しなかっただろう。
      マーケティングデータは失敗を指していた。しかし盛田氏は押し通した。
      彼は成功すると分かっていた。

    ・ジョブズはシリコンバレーで言うところの「プロダクトピッカー」である。
     新興企業の鍵となる製品担当者を指す。

    ・キャズムの著者ジェフリー・ムーア
     「新興企業が成功するかは最初の製品次第。ジョブズは最高のプロダクトピッカー」
     製品の見極めは合議ではできない。意思決定者の役目が必要。

    p.179 ジョブズの使命感。「世界をより良い場所にしたい」

    p.195 面接ではわざと困らせる。へこたれて終わりなのか、自分の仕事に信念や誇りをもってるか。
     ※近藤さんの面接も同じだった。

    p.200 ジョブズを頂点にアップルは非常にフラットな組織。

    p.211 イノベーションを体系化しようとする考えを軽蔑する。
    p.220 アップルのイノベーションの胆:技術を顧客のニーズに合わせる。逆ではない。

    p.224 シリコンバレーには、新技術を開発してから解決すべき問題を探し始める企業がある。
    p.225 製品指向の文化を失うと会社を前に進めるのはマーケティング担当者や事業拡大する者など
       販売重視の人間になってしまう。例えばMicrosoftのスティーブバルマー
       ジョブズはそれを戻した。

    p.229 予言者ジョブズ「何が起こるかをぴたりと当てることはできない。
        でも我々がどこへ向かっているかを感じることはできる」
       「いずれ来るベクトル」を探す。例えばUSBの採用

    p.232 ジョブズにとってイノベーションとは創造。「創造とは物事を結びつけることにすぎない」
       「クリエイティブ担当者にどうやったと聞けば彼らは少々罪悪感にとらわれる。
        実際には何もしてない。彼らはただ見ただけだ。」
       ※創るのでは無く、見える、時が創造したとき。

    p.240 自社の製品をダメにするものであっても新製品に移行する。
       iPod miniをうちきりiPod nanoに移行した。
       ルービンシュタイン「スティーブはそういうことをどんどんやるよ」
       ※欲張ってはいけない。フォーカスすべき。

    p.264 長い間使われてきた「キラーアプリケーション」戦略を新たな視点でとらえ
       「デジタルハブ」戦略をとった。

    p.310 ソニーはハードウェアについては何十年もの経験があるがソフトウェアの知識はないに等しい。

    p.314 ここのところ技術系企業は「ソリューション」「顧客体験」を口にする。

    </private>

    p.325 スタンフォードでのスピーチ
     「もし今日が人生最後の日なら今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」
     ノーが何日も続いたら何かを変える必要がある。

  • 愚直なまでに製品にこだわるジョブズの姿が鮮明に描かれています。

    特許の明細書の作成において、一つの特許にあまりに時間をかけていたのでは他の業務が滞ってしまいます。「仕事は80%ぐらいでよい。」と仰る方もいらっしゃいますが、性には合いません。物事に120%の力を傾けてこそ、その先に何かが見えると思います。

    現在、発明者よりクレームのワーディングについてご相談を受けており、試行錯誤を繰り返しています。人が困っている時が仕事が生まれる瞬間です。それを解決せずして、真のプロフェッショナルとは言えません。

  • 資料ID:81001216
    請求記号:335.13||K
    配置場所:工枚普通図書

    IT企業創設者特集に選書された図書です。

  • 急成長のカリスマ社長というのは、やはりタダものではない。いや、むしろ異常である

  • 自分を貫き通す強靭な信念が印象的だった。妥協を一切しないその姿勢は見習うべきもの。

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