1/2の埋葬 下 (ランダムハウス講談社文庫) (ランダムハウス講談社 シ 4-2)
- 武田ランダムハウスジャパン (2008年1月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270101520
感想・レビュー・書評
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被害者を裏切った親友の死や、話の通じない青年の死、
そして婚約者のさらなる裏切りにどんどん暗くなっていく。
連作の1作目だとはわかっているけど、主人公の謎があまりにも進まない。
後半のカーチェイスっぽいところもイマイチ緊迫感にはかける。
娯楽小説としては評価はかなり低いし、ミステリとしても霊能者にダウジングしてもらうなど、胡散臭い。
作者がホラー小説の出身と聞いて、ホラーというのが一番ピッタリだと思う小説。それにしても評価は低いけど。。。 -
良くできたサスペンス。ミステリー要素はやや少なめながら、ハラハラ度はかなりのもの。
え、どうして!? こうきたか!という展開も幾つか用意されていて、考えられているなあ、と感心する筋立て。
グレイス警視のうらぶれっぷりや私生活の見せ具合も悪くなく、彼の活躍や今後が知りたくて、次作が楽しみになるのも十分な。 -
上巻から一転して
非常に動きと緊張感のある
展開で面白かった。
全体としてグダるところも
そんなになくて
普通に良書なのでは。 -
■0811.
<読破期間>
H20/1
<本の内容>
棺桶という完璧な密室の中。
不通だったトランシーバーが通じてマイケルが安堵したのもつかの間。
相手は話の通じぬ見知らぬ青年。これは悪夢だろうか。
棺桶内には水が入りこみ、もはや呼吸もままならない。
刻一刻と迫る死の恐怖に脅えるマイケル。
一方、密かにマイケルの居場所を知る親友マークはその場所を訪れていた。
深夜に一人でそっと棺桶の蓋を外す。はたしてマークの目的とは?
そして棺桶の中に彼が見たものとは。 -
下巻から解決に向かっていく。途中までは予想通り、だがそれ以降はかなりひねりが利いてくる。予想通りは予想通りの展開なのだが、それを裏切らず、更にそれ以上の犯人像というべきか。
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上巻の多少グダグダ感が、下巻最後で一気に加速して、非常に面白かった。
「えー、上巻の内容、ちょっといらないじゃない?」と思う部分もしばしばなので、
上巻をかなり飛ばし気味で読んで、下巻をじっくり読むとよいかも。
エンタテインメント性が高い良い作品。