今宵、魔法をかけて (ランダムハウス講談社 ハ 9-1)

著者 : メアリー・ジョー・パトニー 上中京

• 武田ランダムハウスジャパン (2009年6月10日発売)

作品紹介・あらすじ

18世紀イギリス。古代より密かに魔力を受け継ぐ、魔導師と呼ばれる者たちがいた。その一族に生まれながらも魔力のなかったグウィンは、ずっとコンプレックスを抱えて生きてきた。そんなある日、魔導師の中でも最も強力な力を持つと噂されるバリスター卿に出会う。彼の力に惹かれると同時になぜか恐れを感じたグウィンは、彼には近づくまいと決意する。だが、魔導師族の長老たちに、彼との結婚を強引に決められてしまい…。

感想・レビュー・書評

[ToriTori07さんの感想 · 2012年5月19日]

2012年5月18日読了。

魔道士とか妖術師とか、面白い設定の小説ではあるのだけど、スコットランドのジャコバイトの乱を扱ったにしては、えらく薄っぺらな内容だった。
ひたすら夫婦で誘惑しあいっこしてるだけ？
これをスコットランド人が読んだら腹が立ったりしないのだろうか。

[ツマミさんの感想 · 2011年12月12日]

スコットランド魔術師　×　イングランド魔術師

魔術師夫婦がジャコバイトの反乱を巡って対立するお話。
史実は変えられないからイングランドが勝ってよかったねとするしかないのかもしれないが、かなりイングランドよりの思想をヒロインがヒーローに押し付けている気がして納得できない。
最後にはヒーローもイングランドが勝ってよかったんだと納得して、もちろんめでたしめでたしなんだけど、私だけ置いていかれた気分。
まじめに考えちゃってロマンスどころではありませんわ。