性の絵本 2

著者 :
  • 大月書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272400027

感想・レビュー・書評

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  • 男の子用かな

  • こどもから大人の身体の変化を絵本で伝えている
    こども向けのやさしい感じ

    女の子の性器、外性器
    男の子の性器、外性器
    について絵で解説している

    でも、もうちょっと。。
    たとえば、
    「ちつにゆびを入れてみましょう。ちっとも痛くないでしょう」

    「精巣でつくられた精子は、ぼっきしたペニスを通ってから、体のそとでとびだします」
    と書かれているけど、
    その状態の絵は、どちらもない。

    また、SEXで挿入しているシーンは、描かれていない。
    こどもが大人になるにつれて、体の変化をメインに書かれている。

    良本。

  • 図書館でセックスに関する絵本を借りてきて、子どもと一緒に集中的に読んだのは、たしか、このシリーズではなかったかと思う。他にもいくつか類する本を借りたけど、これが一番良くできてた。

    この本は、赤ちゃんが、子供になって、思春期になって、青年期を迎え、大人になって、老人になって、死ぬという、そういう人間の一生を描いていて、絵もかわいくて良かった。

    特に子供に伝えたかったのは、精巣で精子が作られて射精して、精子が卵子に届いて受精するまでのメカニズムと、膣がどこにどのようにあって、その構造やしくみ、そしてそこに男性の性器を挿入して、精子が卵子に届くまでのプロセス。
    射精一度あたりの精液が含む精子数は通常1億~4億程で、このうち、腟内に射精された場合、子宮頸部に到達する前に約99%が死滅、子宮まで到達できるのはおよそ数千~数十万、排卵期に卵子の目前まで到達できるのはおよそ数十~数百、という事実。
    かつて精子であった私やあなたが、このような倍率を勝ち抜いてきた結果として今ここにいるという事実。

    それから、男性と女性の愛情や、社会的な関係性、法律的な問題など。
    きれいごとだけでは済まされない、セックス産業や暴力団との関係、性犯罪、堕胎、性病など、危険なことまで含めて、現実を正確に伝えている。

    子供には、ここまで正確に伝えるべきだ。

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著者プロフィール

東京生まれ。早稲田大学卒業。中学・高校教師、NHK学園生涯学習講座「人間と性」専任講師を経て、現在、“人間と性”教育研究所所長、東京総合教育センター教育相談員として、本の執筆や講演で活躍中。
著書に『性の絵本』『文学のなかの性と生』(以上、大月書店)『まんがで読む・ひとびとの生と性』(ポプラ社)『性ってなあに?』(新日本出版社)『おとな図鑑—男の子って? 女の子って?』(小学館)『わが子に性が語れますか?』『わか子に贈る「性」のQ&A』(以上、三友社出版)『性はHのことじゃない』(岩崎書店)『「冬のソナタ」から見えてくるもの』(かもがわ出版)など多数。

「2006年 『ママ、パパ おしえて!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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