- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274067426
感想・レビュー・書評
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熱力学を始めて学習する人向けの本
150pでコンパクトにまとまっている
始めて熱力学を学習する人にとっては
かなりとっつきやすい本
熱力学の外観がわかる
練習問題の解説もとても丁寧なのも魅力
注釈が、普通の教科書と違って、冗談みたいなのが多いこともおもしろい
田崎さんの本で一度学習したことがある人からすると
ほとんど新しく知ることはないと思うが
田崎さんの本のエッセンスが抽出されたようなイメージで
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熱力学への本格的第一歩(朝永、竹内の新書、ファインマンは読んだが)。概念や手順が最初は独特だったが、偏微分さえ理解していれば、肥沃な大地が開けるのを感じた。議論についていけるかどうかの鍵は定義の理解とマクスウェルの関係式か。
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熱力学初学者向けの教科書。山口大で著者が行っている講義ノートをもとに作られていて、とてもフランクな文章で記述されているので読みやすいし、説明も分かりやすい。熱力学で悩みやすい数学的な部分(全微分や偏微分など)もその都度丁寧な説明があって読み進めればだいたい理解出来るし、巻末にもまとめて解説がある。盛り込みすぎで辞書のような小難しい教科書よりも、内容が必要最低限に厳選されていてる本書は、大学1〜2年生の理系凡人には教科書として最適だと思った。もちろん熱力学を初めて学ぶ学生がこの本を1度読んだからといって理解出来るとは思えない。むしろ、熱力学を学んだことがあるけど何だか良く理解出来ずもやもやとした気分の人が本書を読むと、頭の中がかなり整理できるのではないだろうか。