量子コンピュータと量子通信 I-量子力学とコンピュータ科学- (量子コンピュータと量子通信 1)

著者 : Michael A. Nielsen Isaac L. Chuang 木村達也

• オーム社 (2004年12月24日発売)

作品紹介・あらすじ

量子情報理論の世界的な定本の待望の翻訳版！
研究開発が活発な量子コンピュータや量子暗号、量子通信を実現するための量子情報理論についての世界的な定本である"Quantum Computation and Quantum Information"の翻訳版、第1巻目。
量子コンピュータ・暗号・通信を理解するための基礎となる数学、物理学、情報科学がわかりやすく解説されている。

感想・レビュー・書評

[鈴華書記さんの感想 · 2023年8月13日]

量子コンピュータの様々な話題を取り扱った定番の教科書で，原著が発行された2000年までに確立された基礎分野を学ぶことができる。

[pnictideさんの感想 · 2022年6月12日]

書かれたのが2000年代初頭のため最新情報は無いが、量子コンピュータの分野のバイブルとして有名。量子力学、コンピュータ計算理論、暗号通信の３分野の基礎の中で、量子コンピュータを理解する上で必要な部分のみ抽出されて解説されている。演習問題はこの分野の初学者が書籍の内容のみを頼りに独力で解き切るのは難しすぎるものも含まれている。

[おぬまさんの感想 · 2021年6月22日]

図書館で借りた。
量子コンピュータに関する書籍の中では、新しい情報が体系的にまとまっており、信頼できる名著の一つではないかと感じた。
日本語訳も「原文はこんな書き方だろうな」を思わせる忠実な訳し方で、翻訳者の趣味に偏るような意訳も少ないと想像する。

個人的には暗号関係への応用に興味を持った。
分冊の方も読んでみたいと思う。