原子炉構造工学 (原子力教科書)

著者 :
  • オーム社
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274206900

作品紹介・あらすじ

原子力工学の基礎科目の一つである原子炉構造工学は、原子炉を設計、建設し、運転維持していく上で必ず理解しておくことが求められる構造健全性を扱う学問である。本書は、原子炉構造工学の基礎知識の解説に加えて、それらを体系化する方法を構造規格を通して学ぶことにより、原子炉の構造健全性確保に必要な知識の全体を俯瞰する能力を養うことをねらいとしている。

感想・レビュー・書評

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  • 原子炉の構造を原子炉の物理的な制約から展開している。 応力とひずみ、熱応力、はり、ひずみエネルギー、カスティリアノの定理、オイラーの定理、組み合わせ応力、構造問題、エネルギー原理。軽水炉、高速炉の構造設計と耐震設計、製造、検査と検査の基礎となる破壊力学、構造健全性評価まで。体系的。原子炉の構造を制約条件に,原子炉施設の構造がどうなっているとよいかという点には展開していない。ここまでが機械工学で、その先は建築学の領域になるのだろう。「原子炉施設構造」について、全電源喪失でも相対的に安全に冷却できる仕組みの検討へ進みたい。

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