矩計図って何なん!? よくわからないんだが…

  • オーム社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274227639

作品紹介・あらすじ

矩計シリーズ第4弾!知識ゼロでも必ずがわかるようになる!そのカギは「縄文時代」にあり!?
いまも昔も建築を学ぶ人たちを惑わせる、やっかいな存在「矩計図(かなばかりず)」。
本書は「矩計シリーズ」の第4弾として、主に初学者を対象に「予備知識ゼロでも矩計の原理がわかるようになる」ことをめざした本です。
現代の住宅は、壁の中にもさまざまな種類の材が幾重にも層になっており、とくに現場や実務を知らない学生たちにとっては、複雑でわかりにくい印象は否めません。
そこで本書では、まず「住まいの進化」を示すため、いきなり縄文時代まで遡り、どのような変遷を経て「現代のかたちになったのか」を学びます。
さらに、架構のしくみや部位ごとの進化を項目立てて解説することで、矩計図を描くための「下準備がバッチリ整ってしまう」なんとも不思議な本に仕上がりました。

感想・レビュー・書評

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  • 第1章でジーンときてしまった。

  • かなばかり図とは、住宅をどうやって作るのかを示す様々な部材の断面の寸法を出し、収まりを確認するための図面だそうです。
    簡単に言えば家を切断し、断面を見たときに断面図ができるが、それでは伝わらない現実的な基礎の厚さや深さ、梁のサイズを始めとする各部位を正確に知ることができる。いわば建物の設計図のようなものだ。
    第一生の家の始まりと第2章の住宅の歴史でわかる。簡単な加工の仕組みは雲なるほどとすらすらと読むことができた。
    第3章の建物の部材ってどんなものについては専門的なものもあり、建築に関わる人にとっては、当たり前の事かもしれないが、とても勉強になった。

  • これって面白い。知らないことばかり

  • 図書館で借りて。

    建物のつくりがよくわかる。とてもわかりやすくて初心者でも頭に入りやすい。

    図書館で借りたけど、買ってもいいかもしれない。
    構造の名前とか、覚えれそうでなかなか覚えられないから、その都度読み返したい。

  • 家の造りが分かりました。特に部分の名前が覚えられます。
    縄文式から始まり、最近の低コスト建築まで場合わけ。昭和まではしっかり作ったこともみとるます。

  • 「矩計図」、そもそもこの漢字、どれだけの人が読めるのだろうか?

    これは、「かなばかりず」と読む。

    そして、それが読めたところで、一体どんな図面なのか、普通の人には分からないだろう。

    建築の専門家はともかく、不動産の営業などでも、これをしっかりと理解している人は少ないのではないか?

    私も不動産業界に20年ほどいるが、矩計図にはやや苦手意識があった。

    そんなことことから、矩計図をわかりやすく理解できそうな本だと期待して本書を手にしたが、内容的には主に木造住宅のくみ上げ方を図解を交えて説くものであった。

    本書で矩計図の説明が出てくるのは、「矩計図とは、建物をどうやってつくるのかを示すためにさまざまな部材の断面の寸法を出し、納まりを確認するための図面」というところだけ。

    これはこれでわかりやすい説明だが、矩計図自体の説明はここまでで、後は専ら木造住宅をどうくみ上げていくかに話しの中心が移る。

    ただ、これはこれで面白かった。

    古代の竪穴式住居から始まり町家から現代の木造住宅まで、基礎を作り柱を立てそこに梁と桁を掛けてくみ上げていく(本書の言葉を借りれば、「架橋」(=木を立て、横につないでいく)という基本は、昔から変わらないことなどが、図解を通してよく分かる。

    矩計図の説明を聞きかった人にはややポイントが外れた内容にはなっているものの、これから建築の世界を目指そうとしている人などには入門書として参考になる部分は多々あると思う。

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