ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第32番 op.111 批判校訂版: 分析・演奏・文献

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276130395

作品紹介・あらすじ

本書は、シェンカーによるベートーヴェンの後期のピアノ・ソナタ第32番 op.111の批判校訂版、作品理解のための詳細な手引き等からなる。
<br/>同校訂版は、当時それまでに刊行されていた校訂版と異なり、作曲者と直接かかわりのある資料を参照しつつ、随所で的確な判断を下している。しかも、作曲者の指示と校訂者の解釈が楽譜上で明確に区別されている点で、ビューローやリーマンの実用版とは大きく袂を分かつ。
<br/>手引きは、作品の構造に関する注釈や具体的な演奏指南、他の版への批判を含む。判断の根拠や思考の過程を示しながら展開される作品分析は、目前でシェンカーの講義を受けているような印象を読む者に与える。研究者はもちろん、演奏家にとって裨益するところ大と言えよう。
<br/>

著者プロフィール

オーストリアの音楽理論家(1868-1935)。彼の理論は、その弟子たちによってアメリカに広まり、「シェンカー分析」として今日なお大きな影響力を有している。『ベートーヴェンの第9交響曲』(音楽之友社既刊)の分析には、指揮者のフルトヴェングラーが感銘を受けている。そのほかのおもな著者に『和声学』『対位法』『自由作法』『ベートーヴェンの第5交響曲の分析』などがある。


「2015年 『ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番 op.101 批判校訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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