古楽とは何か―言語としての音楽

  • 音楽之友社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276203709

感想・レビュー・書評

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  • 自分の音楽知識だと、核心まで迫れるレベルではなかったが、古楽はその時代の情勢や、当時の楽曲コンディション、表現のやり方まで理解した上で、初めて見えてくるものであることがわかる本。

  • 図書館にて。

    古楽に関してのアーノンクール自身による著書。
    古楽演奏の第一人者の考え方に触れられる貴重な書籍であるが、大変読みにくい。原語が悪いのか訳が悪いのかはわからないが、非常に回りくどい言い回しが多く、観念的な説明や例えが続くとなんの話をしているのか混乱する時がある。
    また、音楽の基本的な単語や常識についての解説はなく、そうした知識がある事を前提とした比喩表現が多用されるために、知識のない単語での例えは理解するのに苦労する。2回ほど借りて読んでみたが、なかなか読み進まない。
    とはいえ、書かれている内容は傾聴に値するものであり、なるほどと思わされる部分も多い。
    読解には音楽の素養があり、かつ古楽中級者かつ音楽演奏の経験(特にクラシック)がある事が望ましい、やや難易度の高い本である事は間違いない。
    とりあえず他の古楽に関しての本を読んでからもう一度読んでみようと思った。

  • かつて音楽は対話だった。ロマン主義音楽に抗する本。拍手。

  • 1032夜

  • これはまだ読んでないんです。読んでみたい。

  • まずガツーンときたのは再現芸術としての音楽の難しさ 時代 作曲者の狙いを読み解き再現を目指す至極当たり前の事が淡々と書かれている。
     そして音楽のアーティキュレーションの考え方が演奏家として巧みに説明されている。
     8分音符 16分音符 ポリフォニー スタッカート 装飾音符の取り扱い を丁寧に教えてくれる
    そして 理解するには内面の耳を持つ事 チェンバロとリュートとでは出せない長さの音符をバッハなどは書いている しかし 耳だけで聞くと楽譜どおりの音の伸びが再現できる この合成音をいかに作るのか うーん勉強になる

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