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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784276350922
感想・レビュー・書評
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1991年発行の本書を、2023年現在の時点で、その価値を評価してみる。
モーツァルトの名曲101曲について、1曲あたり2ページを使って紹介。半分を曲の概説、残りを名盤紹介に充てている。
モーツァルトの楽曲についてほとんど知らない人であれば、曲の概説はある程度参考になるだろう。名盤紹介は、30年以上前の本なので、当然古いものに限られる。モーツァルトは特に、オリジナル楽曲による名盤がその後にたくさん出たので、名盤ガイドとしては、あまり役に立つことはないだろう。録音年が記載されていないのもマイナス点である。
以上のことを踏まえると、今敢えて読む価値はあまりないと言える。
著者の一人である、石井宏氏は、この後、ほとんどコンセプトの同じ本、「モーツァルト・ベスト101 」を書いたが(編著者として)、作品紹介の文章は本書の方が本音が出ていて読みやすい。後発のベスト101は教科書的な紹介文で面白味はない。総合的に評価すると、どっちもどっちだが、ジャンルごとにジャンル論がある、ベスト101の方が有用かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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